表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本を書く仕事  作者: 竹仲法順
212/245

第212話

     212

 散歩してから、自宅マンションに帰り着き、シャワーを浴びた。早めに夕食を取り、眠るまで読書し続ける。午後九時には寝付いた。夜間目が覚めてトイレに行く。また眠ってから、午前五時には起き出した。

 朝一でカフェオレばかりも飽きたので、コーヒーをブラックで一杯淹れて飲む。そして朝食を作った。何かと朝はだるい。食事が済んで洗面し、書斎に入った。パソコンを立ち上げて、メールボックスのメールを見ると、ゲラの一部が添付して送ってきてある。早速直しに掛かった。

 今はネット時代だから、ゲラはほとんどメールなどでやり取りする。細かいところは添え書きがワープロ打ちしてあった。直すのは慣れている。読みながら、作業を続けた。

 そう気を張る必要もない。やり取りは完成するまで続くのだし、一、二度で終わるものじゃないからだ。推敲の意味がちゃんと分かっていた。推して敲く――作業を経て、文章を少しでも正確に、読者に読みやすくするのである。出版の基本だった。それに字の間違い程度なら、最終稿を校閲の人間がチェックして、何とかブロックする。もちろん、校閲が見落とすような字の間違いもあるにはあるのだけれど……。

 作業に追われ続けた。だが、午前中でその日やると決めていた分の計画が終わる。パソコンを閉じて昼食を取り、昼からはいつものように散歩に出かけた。外は晴れている。ゲラの直しで疲れた頭をウオーキングで癒す。何かと疲労を覚えていたのだし……。(以下次号)

  


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ