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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
210/245

第210話

     210

 散歩から自宅に戻り、入浴して、夕食を早めに済ませた。午後九時までテレビ番組鑑賞や読書などをして過ごし、九時には眠る。なかなか寝付けず、軽く夜食などを口にした。眠ってから、夜中に一度目が覚めてトイレに立つ。そしてまた眠った。午前五時には起き出し、キッチンへと入っていって、カフェオレを淹れる。

 朝一でカフェインを補給し、朝食を作った。食べてから洗面し、書斎へと向かう。パソコンを立ち上げて、ネット小説の原稿を開き、キーを叩き始めた。加筆していく。今、新刊の原稿を担当編集者に預けているので、やり取りが始まるまでは、繋ぎの仕事をせざるを得ない。別にすることがないわけじゃないのだ。

 本来なら、一、二日休養してもいいのだが、どうも原稿執筆の癖が付いている。まあ、同じ作家でも滅多に仕事が来ない人間もいるので、まだ恵まれている方だ。もちろん、俺だってネットニュースなどは読んでいる。何も知らなければ、小説は書けない。それに情報源は活字ばかりだった。基本的にニュース番組は時間を取るから苦手で、滅多に見ない。

 ネット小説はまだ続くのだし、連載は慣れている。長いものはいくらでも書いてきたのだ。この十年以上の間に数知れず。昔のように量産などはできないのだが、今の作品でも十分味わいのあるものは書けていると思う。

 その日もネット小説を三回分きっちりと書き、午前中で仕事を終えてパソコンを閉じた。そして昼食を取り、軽く休憩して散歩に行く。街はあいにくの雨降りだったが、傘を差して出かけた。春の雨が降り続く。街中を濡らしながら……。(以下次号)

  

  


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