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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
205/245

第205話

     205

 散歩から自宅に戻ってきて、シャワーを浴び、夕食を取った。疲労を落として、眠るまで、録っていたテレビ番組を見たり、読書したりして過ごす。午後九時には眠った。すぐに寝付き、夜中に目が覚めたのだが、トイレに立ち、また眠る。そして午前五時には起き出した。

 キッチンでカフェオレを一杯淹れて飲む。それから朝食を作った。朝の味噌汁など、栄養源を欠かさない。いつも朝食はきちんと取る。食事後、洗面を済ませて書斎へと向かった。

 パソコンを立ち上げて、新刊の原稿を開き、加筆していく。直に仕上がる予定だ。急ぎの原稿だから、スピードを上げて書いていった。

 日々午前中の時間は自宅マンションにこもる生活が続く。マシーンがないと、原稿を書けない。今時、手書きで書く作家などほとんどいないのだし、俺もパソコンはしっかり使っている。

 まあ、いろいろあった。考えることが。だが、俺も四十代という年代で、迷う類のことはもうない。ある意味、吹っ切れているのだ。悩み事から。もちろん、考え事はするのだが、無用に悩み続けることはない。それだけ時間の大切さを思うようになったということか?決して何もないわけじゃないのだが……。

 新刊の原稿を入稿すれば、ゲラのやり取りが始まるから、覚悟している。編集者とは親しい仲なのだし、仕事仲間ということで慣れはあった。ゲラのチェックもずっとやっていると、疲れる。出版時、毎度のことなのだけれど……。

 午前中で一日の仕事を終え、パソコンを閉じて昼食を取る。休憩した後、散歩に出かけた。マンション近辺を歩く。外は曇天で、万が一の時を思い、傘を持っていきながら……。(以下次号)


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