表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本を書く仕事  作者: 竹仲法順
203/245

第203話

     203

 散歩から帰ってきて、シャワーを浴びる。そして夕食を済ませ、読みかけの本を開き、読む。午後九時前には眠りに就いた。疲れていて、すぐに寝付く。真夜中に目が覚めても、トイレに立ち、また眠る。午前五時には起き出し、キッチンに入ってアイスのカフェオレを一杯淹れた。飲みながら、朝食の支度をする。

 食事が済み、後片付けをして歯を磨き、洗顔もしてから、書斎へと向かう。パソコンを立ち上げて、キーを叩き始めた。新刊の原稿を綴っていく。最近ずっとこの原稿ばかりなのだが、ネット小説は先の分まで入稿していて、月刊の文芸雑誌の連載原稿も送っているので、今余裕がある。

 確かに春の陽気で、昼間は眠くなることがあった。コーヒーを淹れて飲みながら、何とか眠気を払う。仮眠を取ることもあった。どうしても眠い時は。俺だってさすがに人間だから、生理現象には勝てない。睡眠や食事やトイレなど、日常の中では極めて当たり前の行為だ。 

 連日、仕事を続ける。単調さはあった。作家など、所詮書き物屋だから、パソコンでの執筆作業が続けば疲れる。また、新刊が出る前は忙しくなるだろう。担当編集者とのやり取りが続くと思う。暇はない。もちろん俺自身、知名度がなく、作品も売れてないので、そう気に病むこともないのだが……。

 昼前には仕事が終わり、パソコンを閉じて昼食を取る。そしてまた散歩に出かけた。外は暖かく、外出にはちょうどいい。ゆっくりと歩いていく。飲み水をペットボトルに詰めてリュックに入れ、肩から提げて持ちながら……。(以下次号)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ