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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
201/245

第201話

     201

 外を軽く散歩して自宅マンションに戻り、入浴する。夕食を早めに取り、午後九時前まで読書した。そして九時には眠る。真夜中に目が覚めるのだが、一度トイレに立ち、セットしたアラームが鳴るまで休んで、午前五時には起き出す。

 だるい体を引き摺り、キッチンでカフェオレを淹れる。飲みながら、朝食を作った。変わらない朝だ。そう言えば、今日は年度末だった。出版社も雑誌社も忙しいと思う。俺も用件はメールで済ませるのだけれど……。

 食事後、洗面して書斎に入る。パソコンを立ち上げて、キーを叩き始めた。新刊の原稿を打つ。春の日は気温が上がる分、何かと眠い。エスプレッソのコーヒーを飲みながら、作業を続けた。気に留めることもなく……。

 年中ずっと仕事だ。幸い原稿の注文が来るので、何とか生活できる。疲労の類は日々あった。だが、執筆中は踏ん張る。

 稀に考え込むこともあった。だが、一つずつ順を追って解決していく。俺にもそんな力があった。何かあっても、意識の中に留め続けない。極めて当たり前なのだが、そういった対応でやっていた。

 明日から四月なのだが、時が過ぎるのが早い。もうそろそろ暑くなってくる。春など、あっという間に終わるのだ。そして夏になる。自宅にいながらも、いろいろ考えていた。季節に合わせて原稿を作らないといけない。作家の大変さなのだけれど……。

 執筆が終わり、昼食を取って室内で外出着を羽織る。玄関口で傘を差し、出かけた。散歩は楽しい。毎日歩くコースは決まっているのだし、ゆっくりと楽しむ。朝からずっと雨天なのだったが……。(以下次号)


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