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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第196話

     196

 散歩から帰ってきて、シャワーを浴び、夕食を早めに取る。そして午後九時に眠るまで、読書し続けた。九時にはベッドに潜り込み、寝付く。中途覚醒したものの、再度眠って翌朝は午前五時に起き出した。

 カフェオレを一杯淹れて飲み、食事を作って取る。いつもと変わらない朝だ。日曜でも平日と同じように執筆する。午前六時半には書斎に入り、パソコンを立ち上げて、新刊の原稿を開き、加筆し始めた。

 慢性的に疲れが溜まっている。イライラのようなものも多少あった。だが、別にこれと言って対策はしてない。単に部屋に掛けるBGMを静かなクラシック音楽にするとか、落ち着くためにコーヒーを淹れて飲むとか、その程度だ。

 他作家の本を読む時間も割く。自著が思うように売れないから、他人の書いた本を改めて読み、学ぶことが多い。真似しないにしても、世の中のたくさんの書き手はいろんな工夫を凝らして書いていることが分かる。今更ながら感じることだった。

 ネット小説は順調だ。今城とのメールのやり取りも絶えずある。単行本化はされないかもしれないが、アクセス数は依然多い。

 新刊の原稿を書き綴りながらも、また時が過ぎる。昼まで書き物をし、昼食を取って、午後からはいつものように散歩する気でいた。外は曇っている。傘を持っていくつもりでいた。歩道のど真ん中で急に雨に降られたりしたら、体の芯からずぶ濡れになってしまう。ネットの天気予報にも傘マークが付いていた。こんな日は、何かと気が晴れないのだが……。(以下次号)


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