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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
195/245

第195話

     195

 外を軽く歩いてきて、帰宅してから、バスルームでシャワーを浴びた。早めに夕食を取り、眠るまで寛ぎ続ける。午後九時前にはベッドで寝付いた。深夜に一度目が覚めたのだが、トイレに行ってまた眠る。そして午前五時には起き出した。

 キッチンでカフェオレを一杯淹れて飲みながら、食事を作る。朝から何かと体がだるい。だが、今日も通常通り仕事だ。年中執筆する。多少疲れていても……。

 食事後、洗面を済ませてから、書斎へと入り、パソコンを立ち上げる。新刊の原稿を加筆し始めた。キーを叩き、原稿を作っていく。作品においてマンネリを重ねていても、作家にとって書くものは、どれも真剣勝負だ。新鮮味はあまりないにしても……。

 最近、読む方もかなりやっていた。書籍をネット通販などで頼むこともあるのだが、多くは献本されてくる。ベテラン作家で文章が巧みな書き手もいて、驚くことも多かった。文体を真似るつもりはないのだが、接していて、大いに活眼を開かれる。

 書くことは楽しいのだし、執筆に全く苦はない。思う。これからも今の調子でやっていこうと。特別なことをする必要はないのだ。単に今の自分のままで作品を書けばいい。小説の執筆にテクニックやお手本などはない。経験と勘と自分なりの上手さでやればいいのである。

 午前中いっぱい仕事をし、午後からはゆっくりする。昼食を取り、軽く休憩して散歩に出かけた。外は暖かそうだ。初春の日差しが差して……。ペットボトルに飲み水を詰めて、リュックに入れ、肩に担いで歩いていく。街はいつもと変わらない。自宅マンション近辺は車の通行量も少なくて……。(以下次号)


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