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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
192/245

第192話

     192

 散歩から帰ってきて、バスルームで熱めのシャワーを浴び、入浴した後、寛いだ。早めに夕食を取る。そして午後九時前まで読書などをし、過ごした。九時には眠る。疲れていて、すぐに寝付いた。夜間一度目が覚めてトイレに行き、用を足す。キッチンの冷蔵庫から冷たい水の入ったペットボトルを取り出し、キャップを捻って開け、口を付けて呷った。また眠ると、朝が来る。午前五時には起き出し、キッチンへと入っていった。

 アイスのカフェオレを一杯淹れて飲んだ後、朝食を作る。食べ終わって後片付けし、洗面した。そして書斎へと移動する。

 パソコンを立ち上げて、ネットニュースやメールなどをチェックした後、キーを叩き、

原稿を作っていった。疲れていても、通常通り執筆する。その日も午前六時半には仕事を開始した。

 新刊の原稿のプロット部分に加筆していく。キータッチと共に、原稿が出来上がっていった。普段から午前中の時間は必ず仕事だ。昔から文筆家は朝が勝負だという。俺もその一人だった。合間にコーヒーを淹れて飲みながら、パソコンに向かってキーを叩く。

 日々愚直に仕事を続けた。確かに溜まっていく類の疲労やストレスはある。だが、基本的に書いた原稿が全部企画出版され、紙面や媒体に掲載されて世に出るのだから、遣り甲斐はあるのだ。デビュー当時から今までたくさんの作品を執筆してきたのだし、書き手として自信は十分ある。一時期のような量産は出来ないにしても……。

 昼には仕事が終わり、パソコンの電源を落として昼食を取る。そして軽く休憩し、散歩に出かけた。いつものように飲み水を入れたペットボトルを持って。街の外の気温は上がっているようだった。部屋を出て、歩き出す。自宅マンション近辺を散策し、広がる景色を眺めながら……。(以下次号)


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