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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
190/245

第190話

     190

 汗ばむぐらい暖かい外を歩いてきて、自宅マンションに帰り着き、シャワーを浴びる。そして夕食を早めに取り、眠る前まで読書などをして寛いだ。午後九時前にはベッドに潜り込み、眠る。すぐに寝付き、夜間に中途覚醒したのだが、いったんトイレに立ち、キッチンの冷蔵庫からミネラルウオーターを取り出す。軽く呷ってから、また眠った。

 午前五時に起き出し、キッチンでアイスのカフェオレを一杯淹れて飲む。朝食を作って取った。今日は祭日なのだが、通常通り仕事するつもりだ。朝食後、洗面して書斎に入った。パソコンを立ち上げて、キーを叩き始める。

 このところずっと、新刊の原稿をメインに執筆していた。キーをタッチし、加筆していく。祭日だから、出版社はどこも休みなのだが、用件があれば、編集者宛にメールして伝える。俺も仕事人だ。やる時は徹底してやる。それだけ創作に懸命なのだった。所定の原稿料ぐらいで、後は大して金にならないにしても……。

 最近、他作家の本を読むことが多くなった。もちろん玉石混交で、いい物に匹敵して、あくどい代物もあったのだが、読むことは基本的に楽しい。視座も広がるのだし、読書は欠かさなくなった。

 昼前まで仕事し、作ったデータを保存してパソコンを閉じる。そしてキッチンで昼食を作って取り、軽く休憩した後、散歩に出かけた。春の彼岸なのだが、外は曇っている。マンションを出て、街を歩く。時折、冷やして持ってきていたミネラルウオーターのボトルのキャップを捻り開け、口を付けて飲みながら……。(以下次号)


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