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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
188/245

第188話

     188

 午後二時半過ぎに帰宅し、シャワーを浴びて髪や体を洗う。そして夕食を早めに取り、眠る前まで読書などをして、ゆっくり過ごした。午後九時前には眠る。寝付いて真夜中に目が覚め、トイレに行った。ベッドで二度寝した後、午前五時には起き出す。

 キッチンで冷たいカフェオレを一杯淹れて飲み、朝食を作った。食べてから、後片付けをし、洗面所へと向かう。歯を磨き、顔を洗って髭も剃った。

 書斎でパソコンを立ち上げて、軽くネットを見た後、キーを叩き出す。新刊の原稿に加筆していった。もうすぐ出版予定だから、浮かれてしまう。新人賞経由でデビューし、ずっと企画出版で作品を出してきている俺にとって、一作出る時のプレッシャーなどほとんどない。いつものように、淡々とやるだけだ。原稿を書くのは、全く苦にならない。

 執筆しながらも、時折席を立ち、キッチンでコーヒーを淹れて飲む。疲れている時は、尚更カフェインが欲しくなる。中毒気味なぐらい飲んでいた。今のところ、胃腸は大丈夫なのだし、コーヒーは薬のようなものだと思っている。

 毎日ネット小説のサイトのアクセス数をチェックしていた。日刊連載はきつい。やってみて分かることだった。事件モノでも、いつの間にか書くネタがなくなっていることに気付く。以前はかなりの量の持ちネタがあったのだが、ここのところのマンネリで使い果たしてしまっていた。仕方ない。それが職業作家の実態だ。

 正午前に仕事が終わり、作っていたデータを保存してパソコンを閉じた。キッチンで昼食を作って取り、午後から散歩に出かける。外は曇っていた。傘を持ち、飲み水を入れてリュックを背負い、歩いていく。外出時でもスマホを持っていくことがあまりない。ケータイ電話にはあまり意味を感じてないのだ。なくても構わないと思っていて……。(以下次号)


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