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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第172話

     172

 その日も散歩して、自宅マンションに帰り着き、早めに食事を取る。そして入浴し、ゆっくりした後、午後九時には眠りに就く。疲れていたのですぐに寝付き、朝まで就眠した。午前五時には起き出して、キッチンでカフェオレを一杯淹れる。飲んでから、食事を作った。

 朝食を食べ終えて、洗面し、書斎に入る。パソコンを立ち上げてメールをチェックした後、キーを叩き始めた。変わったことはなく、いつも通り仕事だ。原稿を作っていく。ネット小説も月刊雑誌の連載も、新刊の執筆も変わりなく進む。

 原稿を書くのには慣れていた。ミステリーだから、登場人物を動かしたり、伏線を張ったりする。書いていて楽しいのだが、日々やるとなると、結構しんどさもあった。

 だが、著述を職業として選んでいて、別に抵抗はない。腱鞘炎や椎間板ヘルニアなど、体のあちこちが痛むのだけれど、職業病だ。その手の辛さだけなら、大したことはない。そう思い、毎日仕事を淡々とこなす。

 合間にコーヒーを淹れて飲む。眠気はそれで覚めていた。早春の暖かさが街を包み込む。また、昼過ぎから散歩に行くつもりでいた。気分転換にウオーキングはいい。別に激しい運動じゃないのだし……。

 昼前には仕事を終え、パソコンを閉じてから、昼食を取る。そして出かけた。外は暖かい。軽く歩くと、街の空気も美味しく感じられる。執筆で疲れている時ほど、軽い運動に安らぎを覚えるのだ。確かに俺自身、昔ほど活動的じゃないのだが……。(以下次号)


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