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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第169話

     169

 散歩で外気を吸う。時折冷え込む時もあるのだが、基本的に暖かい。早春の街を歩いた後、自宅マンションに帰り、夕食と入浴を済ませて眠った。疲れていて、すぐに寝付く。夜中目が覚めることもあったが、トイレに立てば、また眠れた。

 日曜も午前五時に起き出し、キッチンへと向かう。カフェオレを一杯淹れて飲み、朝食を作った。確かに今の季節は何かと朝が眠たい。だが、いったん起きれば、後は午後九時に休むまで、ずっと活動時間に充てていた。朝から原稿を書くから、眠いなどと言ってられないのだ。

 変わったことはなく、淡々と執筆する。疲労の類はあった。コーヒーを淹れて飲みながら、キーを叩く。原稿の需要はそうないのだが、連載などを引き受けているから、強制力で書く。ノーギャラの仕事はしない。プロが見返りをもらわずに仕事するなど、そもそもおかしいのだ。所定の原稿料は必ず受け取っていた。

 ずっと午前六時半から仕事をしている。毎日、何かしら疲れはあった。だが、俺も勤めの経験こそないにしても、四十代で立派な大人だ。学生時代などは授業時間外、本を読むか寝るかだったが、今はそうはいかない。その分、夜は起きておけなかった。健康体なのだ。昔と違って。

 昼前に一日の仕事を終えてパソコンを閉じ、昼食を取る前、軽く読書する。そして時間を見計らい、食事を自炊して取った。午後からまた散歩に出るつもりだ。外は暖かいのだし……。(以下次号)


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