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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
160/245

第160話

     160

 外出して帰宅した後、早めに夕食を取った。そして熱めのシャワーを浴び、入浴する。午後九時前にはベッドに潜り込んだ。すぐに寝付き、翌朝午前五時には目が覚める。起き出して、キッチンへと向かう。牛乳を温め、カフェオレを一杯淹れて飲んだ。朝食を作って取る。

 洗面所で歯を磨き、顔を洗って書斎に向かった。朝はまだ寒いのだが、昼になるにつれ、暖かくなる。冬も終わりが近い。パソコンを立ち上げてキーを叩きながら、原稿を作る。疲れていたのだが、あくまで与えられた仕事だから、愚直にこなしていた。

 合間にインスタント式のコーヒーを淹れる。濃い目にして飲んでいた。エスプレッソだと目が覚める。別に濃いコーヒーばかり飲んでいるわけじゃないのだが、普段からカフェインはかなり摂取していた。

 いろいろあるのだ。日常においても。出版元だってずっと仕事をくれるわけじゃない。自分なりに誠意を見せて、書いた原稿を読ませ、それを通じて関係を作っていく。プロ作家でも執筆を続けるのは大変な時代だ。気を抜けない。モノやサービスが、思うように売れない時代でもあるのだし……。

 疲れた時は休んでいた。人間だから、仕事と休憩を上手く組み合わせる。別にずっと仕事が続くわけじゃないのだし、適度な休息も必要だ。それに考えてみたら、一日のうちでロスする時間がない。起きている間は常に何かをしていた。メリハリを付ける。ダラダラやらずに。

 正午前に仕事が終わってマシーンを閉じ、ゆっくりする。昼食を自炊して取った後、読書などをして、それから散歩に出かけた。外は幾分温度が上がっている。まるで春のように……。(以下次号)


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