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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第158話

     158

 外出から帰ってきて、ゆっくりし始めた。食事を取ってシャワーを浴びる。一日の疲れを取ってしまってから、午後九時前には眠った。すぐに寝落ちし、朝方目が覚めて、午前五時には起き出す。キッチンでカフェオレを一杯淹れて、飲みながら食事を作った。

 食事後、洗面して、午前六時半過ぎにはパソコンを起動させ、向かう。キーを叩き、原稿を作っていった。昨日気分転換できたおかげで、執筆がはかどる。確かに疲労は若干あるのだが、書き物しながら、厄介事が取れていくのを感じていた。

 順当に仕事が進むこともあり、止まることもあって、プラスマイナスゼロかもしれないが、別にいい。原稿を書くことは、日々やっていて慣れていた。俺自身、健康なのだ。作家は感性は病的なのだけれど、それが作品を作る力になる。昨日の外出で気分が変わっただけでも、だいぶいい。本来的に文章を綴る力に長けていて、普段は書斎でその能力を存分に活かす。

 スランプは滅多に経験しないのだが、誰でも仕事が手に付かないことはある。人間だから、波はあると思っていた。それに仕事での不調も経験の一つになる。無駄になることはない。ここ数日のスランプも、前進するためのステップだ。

 昼前には仕事が終わり、作ったデータを保存してパソコンを閉じた。そしてゆっくりする。鬱の症状はあるのだが、ちゃんと服薬して体調管理をした。その日も午後二時過ぎから、軽く街を散歩する。幾分気持ちが綻んで……。(以下次号)


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