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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第157話

     157

 午後を過ごしながらも、何かとイライラが募る。気分転換に散歩に出かけて、軽く外を歩いた。疲れていて、帰宅した後、食事と入浴を済ませる。そして午後九時前には眠った。一晩眠り、また翌朝も午前五時に起き出す。カフェオレを一杯淹れて飲み、食事を取ってから、洗面も済ませて書斎に入った。パソコンを立ち上げて、キーを叩き始める。通常通り、書き物をした。

 執筆に身が入らない時は、ネットなどを見ることがある。だが、基本的には勤勉だ。真面目に仕事をこなす。一つは生活が懸かっているから、無理やりにでも、原稿を綴らざるを得ない。思う。自由業の大変さを。出来高でもらえる金が違ってくるので、常に書き続けていた。

 毎日流れていく。ここのところ、ずっと気分が低調だ。いろいろ考える。余計なことまで。だが、進むしかない。常に前へと。気が重かったのだが、人間生きていればこういったこともある。

 原稿が思うように書けない。スランプなのかもしれないし、第一、気が晴れないのだ。合間にコーヒーを一杯淹れて飲みながら、軽くブレイクして、またパソコンに向かう。午前中ずっとモヤモヤしていた。執筆は進まない。辛うじて作ったデータを保存し、パソコンを閉じて、ゆっくりし始める。その日は午後から外出した。抗うつ剤を服用した後に。まあ、こんなこともあるかなと思いながら……。(以下次号)


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