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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第152話

     152

 また時間が流れ、早めに食事を済ませて入浴し、熱めのシャワーを浴びた。そして午後九時前には眠る。睡眠の質はそうよくなく、明け方には目が覚めた。最終的に午前五時には起き出す。

 キッチンでカフェオレを一杯淹れて飲みながら、朝食を作る。食べ終わって、後片付けをし、洗面して書斎へと向かう。パソコンを立ち上げて、キーを叩き始めた。疲れていたのだが、合間にコーヒーを淹れて飲みながら、執筆を続ける。

 確かに毎日単調だ。だが、慣れた。休みというものを取らないで、日々仕事する。特に平日の朝などは、原稿が進む。

 ネット小説も書いていた。連載が続く。アクセス数などを毎日チェックしていた。もちろん、プロがやる連載でもネットは大衆迎合的だ。だが、おそらくこれからはウエブで作品を発表していき、連載終了後、めでたく書籍化という書き手が増えるだろう。俺自身、十年以上作家業をやってきて、作品は欠かさず出してきたのだが、売れずに終わっていて、今は個人営業的に執筆をやっている。結局これが俺にとって一番の選択肢だったのだ。

 新人賞を獲って文壇に出てきても、売れない人間は大勢いる。時の運などもあって……。それにいつの時代も不透明だ。何があるか分からない。地味にやるのが一番だと思う。手を広げずに。

 原稿を書き終えて、作ったデータを保存し、昼を迎えた。パソコンをシャットダウンして閉じる。そしてキッチンで自炊し、食事を取った。午後はゆっくりする。疲れが溜まっていた。体を休めるのもいい。ずっと気を入れて原稿を書いているのだし……。食事後、寝室のベッドで休む。徐々に眠気が差すのを感じながら……。(以下次号)


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