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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第147話

     147

 その日も午後の時間はあっという間に過ぎ去り、午後五時過ぎには夕食を取った。その後、浴室でシャワーを浴びる。午後九時前にはベッドに潜り込み、眠った。一晩休み、翌朝だるさを抱えたまま、午前五時に起き出す。そしてキッチンへと行った。

 カフェオレを一杯淹れて飲みながら、朝食を作る。朝は一日の準備時間で気を入れていた。食事後、洗面して書斎でパソコンを起動させる。作りかけの原稿に加筆していく。キーを叩きながら……。

 別にいつものことなので、抵抗はない。常に何かを作り続ける。創作は慣れないうちは大変だ。だが、作家業を始めて十年を超えているので、原稿を作るのが習慣化していた。暇なく仕事する。合間にコーヒーを淹れて飲みながら、パソコンで作業した。

 単調な毎日だ。電話では連絡を取らないで、着ているメールだけは読んでいた。鬱状態が続く。ネット小説は書き続けていた。心身の調子が悪くても、先の原稿は必ず書く。連載は大変だ。穴を開けるわけにいかないのだし……。

 外は晴れている。いつの間にか二月だ。あっという間に時が経っていく。時間の管理だけは徹底していた。昔から分刻みで動いている。専業になってから、ずっとそうだ。時の大切さを実感していて……。

 昼前に仕事が終わり、パソコンを閉じた。そしてゆっくりし始める。DVDレコーダーに録っていたテレビ番組を見て、それから読書した。疲れは溜まるのだが、何もしないことはない。時間が流れ続けるのは事実なのだが……。(以下次号)



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