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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第142話

     142

 午後の時間は速く流れていき、あっという間に夕方になる。夕食を取り、入浴して午後九時前にはベッドに潜り込んだ。一晩眠ると、また新たな朝が来る。午前五時には起きて、キッチンでカフェオレを一杯淹れ、飲んだ。朝食を取って洗面所で洗面してから、書斎に入る。

 毎日執筆だ。何かと忙しい。原稿を書きながらも、いろいろ考える。何せ、俺も煩悩の塊だ。頭が休まることはない。パソコンに向かってキーを叩きながらも、脳は別のことを考えていることがある。

 だが、基本的に個人営業に向いているのだ。どこかに勤めるつもりはないのだし、別にこれから先、文芸以外に何かをやるということもない。人間の一生など、やれることは極限られている。

 合間にコーヒーを淹れて飲むことがあった。どうしても朝から作業していると、眠くなってしまう。それにずっと原稿が書けているわけじゃない。途中で途切れることもあった。その時、飲んで気付けする。

 毎日、大体十二枚から二十枚程度の原稿を書く。職業作家としては標準か、それよりやや少なめだ。一時期、相当書いていた。今は全盛期のように執筆することがない。それに過去作の原稿を読み返してみると、こんなもの書いてたんだ、と思うこともある。紛れもなく、作品の質は上がっていた。以前ほどの勢いはないにしても……。

 昼になり、キッチンで自炊して食事を取る。そして午後からはゆっくりし始めた。いろんな意味で、時間を無駄にしてきたことがあったが、基本は分刻みで動く。今は昔のようなことはない。それに時間の使い方を考えている。決してダラダラやらずに……。(以下次号)


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