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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第131話

     131

 午後を自分の時間に充て、過ごしてから、夕食を取る。そして入浴し、午後九時前には休んだ。眠りに入り、明け方目が覚める。起きてトイレに立ち、また眠ると、午前五時にはセットしていたアラームが鳴った。起き出し、キッチンへと向かう。

 いつものようにカフェオレを飲んで、朝食を準備する。食べてから、洗面所で歯磨きと洗顔をし、書斎に入った。鬱のせいで気分は乗らないのだが、薬を服用していて、後は気力でパソコンに向かう。リズムは出来ていた。

 仕事こそ少ないのだが、日々健康だ。メンタル面で参ることもあるのだが、何とか乗り切る。ずっと同じことをやっていた。マシーンのキーを叩き、原稿を作る。単調な作業だった。適度なカフェインのお蔭で、眠気は差さない。

 冬は苦手だ。冷えて縮こまるのだし……。春夏などの活動期が好きだった。特に夏はエアコンとか扇風機さえあれば、凌げる。それに暑い季節は原稿もはかどるのだ。夏バテというものがない。

 原稿を作りながら思う。出版社や雑誌社の人間たちも大変だろうと。まあ、あの人間たちは書き手の原稿を読み、編集などをして世に出すのが仕事なのだし、俺のように原稿を書くのが仕事じゃない。もちろん、編集者上がりの作家もいるにはいるのだが、そういった人は珍しいので、あまり詳しくは知らない。

 時が過ぎる。昼になり、キッチンで食事を作った。食べた後、また自分の時間を確保する。ネット小説の方もだいぶ先の分まで入稿しているから、大丈夫だ。締め切りを守れる作家なのである。俺自身、常に。(以下次号)


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