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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第125話

     125

 その日も午後の時間はゆっくりし、早めに食事を取って入浴してから、午後九時前には休む。すぐに眠りに落ちた。午前三時前に一度目が覚めたのだが、トイレに立ち、また寝入る。そして午前五時には起き出した。

 キッチンでカフェオレを淹れて飲んだ後、食事を作って取る。独りの朝は落ち着く。毎日流れるように過ぎていくから、やることをきちんと計画していた。日々を送る。何事にも時間を決めて、だ。

 食事後、後片付けして洗面し、書斎に入る。パソコンを立ち上げて、作りかけのドキュメントを開き、キーを叩き始めた。何かと疲れていたのだが、いつも通り仕事する。祭日だが、執筆をこなす。

 ネット小説も書いていた。毎日、東部出版の作品掲載サイトを覗いている。連載は順調に続いていた。アクセス数も多いようだ。無名の書き手でも、ネット連載で名前を上げていくことが可能かもしれない。ふっとそう思うこともあった。本来なら、騒がれて売れた方がいいのだが、何かとそういったことを警戒している。

 作業の合間にコーヒーを淹れて飲み、気を休める。潤いはあまりないのだが、俺には個人経営が向いていると思っていた。作家など皆そうだ。もちろん、ベストセラーを連発する書き手には秘書やゴーストライターなどが多数いるだろうが……。

 昼前には仕事を終えて、マシーンを閉じ、ゆっくりし出す。午後はリラックスタイムだ。録画していたテレビドラマを見たり、本を読んだりする。いつも。(以下次号)


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