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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第123話

     123

 午後はゆっくりし、夕食と入浴を早めに済ませた。そして午後九時前にベッドに潜り込み、眠る。確かに疲れはあった。一晩休み、疲労を取る。最近、夜間は覚醒が一度か二度で、後は眠れていた。朝も午前五時には目が覚める。

 その日も起き出して、キッチンに行き、カフェオレを一杯淹れて飲んだ。朝食を作って取る。変化のない日々を送り続けていて、何かと憂さやストレスが溜まっていた。人間は何かがあれば、それが体や心に出る。気に掛けることもなかった。

 洗面が済み、書斎でパソコンを立ち上げて、キーを叩き出す。作品を書くにも、マンネリのような状態が続く。だが、原稿を書くのに苦はない。筆が速く、執筆にも慣れている。

 原稿を書きながらも、いろいろ考える。特に今の生活のことを、だ。この状態が続けば一番いい。所定の原稿料をもらい、印税なども受け取りながら、細々と暮らす。いろいろあって、何かと思い悩みやすい。だが、考えることがあっても、絶えず進み続ける。

 健康を維持しながら、前へと行く。立ち止まる暇はない。それに独り身なので、食事の用意だけじゃなくて、洗濯や掃除なども自分でしていた。何でも独力でやる。まあ、別に鬱で患っているだけで、後はどこも悪くないのだ。気にすることもない。そう思い、毎日過ごしていた。

 一日の仕事が終わると、パソコンを閉じて、ゆっくりし始める。いろいろあっても、休息は大事だ。マシーンから離れて、読書しながら思う。疲れた時は休もうと。もちろん四十代というのは、公私ともに、まだまだバリバリなのだけれど……。(以下次号)


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