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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第122話

     122

 午後はゆっくりと過ごし、その日も早めに夕食と入浴を済ませた。そして午後九時前には休む。疲れていて、すぐに寝入った。夜間目が覚めることもあるのだが、またそのまま眠れば、朝が来る。午前五時前には起きていた。冷える季節、朝起きは何かと辛いのだが……。

 その日の朝もカフェオレを一杯淹れて飲んだ後、朝食を作って取る。毎日流れるようにして生活していた。変化のない日々が続く。だが、それが人間の営む人生だ。そう思いながら、過ごしていた。

 確かにある程度、金は入ってくる。書いた分が全部雑誌に掲載されたり、書籍化されたりするからだ。直近十年ほど、金に困らない生活をしていた。それに節約も出来ている。電気代やガス代など、光熱費もそう掛からない。

 昼間は執筆だ。欠かさず書く。自由業だから、時間の使い方が問題だった。なるだけロスしないようにする。分刻みで動く。常に時計を見ながら……。

 二十代の頃はまさに夜型だった。連日、眠るのが午前二時とか三時で、起きるのも午前十一時とか昼前ぐらいだったのである。作家デビューを機にそれを改めた。今は午後九時まで起きていても、後の時間帯は眠る。それに酒やタバコを一切しないから、健康的だ。昔の昼夜逆転生活も今は止めていて、自ずと早起きが習慣になった。

 その日も原稿を書き終え、午後からゆっくりし始める。幾分疲れていたのだが、仮眠を取って読書した。キーの叩き過ぎで腱鞘炎となり、腕が痛い。職業病でどうにもならないのだが……。(以下次号)


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