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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第120話

     120

 その日も午後の予定をこなして、夕食を取り、早めに入浴した。そして午後九時前にはベッドに潜り込む。すぐに眠りに就いた。一晩休むと、疲れが取れる。日常は変化がなく、単調なのだが、毎日欠かさず仕事していた。休日というものが特にないのだ。

 翌朝午前五時に起き出し、キッチンでカフェオレを一杯淹れて飲む。朝食を作りながら、頭の中で一日の計画を立てた。普段からしっかりやっている。早寝早起きは普通なかなか続かないのだが、俺はそれを続けていた。

 食事を取り、洗面所で歯を磨き、顔を洗って髭を剃る。書斎に入り、パソコンを立ち上げて、キーを叩き出す。慣れたことだから、苦にならない。常に朝から原稿を書いていて、健康的な生活スタイルだ。別に自宅マンション内を他人が出入りするわけじゃないのだし、常に落ち着いている。

 原稿を書きながら、考えることもあった。人間だから、誰でも何かを感じ取る。当たり前といえば当たり前のことなのだが……。それに作家など、思索の塊だ。常にいろいろ思っていた。

 ネット小説も相当先の原稿まで入稿している。焦ることもない。余裕があった。引き受けている仕事は淡々とこなしていく。考え過ぎずに。キーを叩きながら、文章を綴っていく。確かに書くことに慣れていて、手が停まることはない。

 午前中書き物をこなして、パソコンを閉じ、ゆっくりし始める。昼になり、食事を取った。別にいつもと変わらない一日だ。誰からも干渉されることなく過ごす。書評を書くための読書などもしながら、時を送る。窓の外に晴れた街を見ながら、ゆっくりと……。(以下次号)


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