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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第118話

     118

 昼過ぎから夕方までゆっくりし、夕食を取って入浴も済ませた。そして午後九時前には眠る。疲れていて、すぐに寝入った。夜間目が覚めることもあったのだが、基本的に午前五時前までベッドの中にいる。

 朝、起き出し、キッチンへと向かう。カフェオレを一杯淹れて飲み、朝食におせち料理の残りを食べて空腹を満たす。食事後、洗面所へ向かった。歯を磨き、顔を洗って髭を剃り、書斎に入る。パソコンを立ち上げて、キーを叩き始めた。通常通り仕事する。

 本来なら、三箇日ぐらいゆっくりしていてもいいのだが、俺自身そうはいかない。とにかく仕事してないと、気が済まないのだ。マシーンを使い、原稿を作る。健康的なのだし、リズムとしてはいい。淡々と原稿を打っていく。

 金に困ることはない。今までしっかり蓄財してきたから、その流れでやっている。確かに散財することがない。財布の紐が固いからだ。ムダ金などは一切使わない。貧乏してきたから、尚更金銭を大事にする。

 それにしても、正月気分はない。多分出版社の人間や、他作家などは新年会などで、派手に飲んでいるだろう。俺にはそんな時間も金も人脈もない。単に独りで買っていたおせち料理を突くだけだ。まあ、それでも十分いいのだが……。

 外は晴れている。昼まで仕事し、その後、パソコンを閉じてゆっくりし始めた。疲れていたのだし、ベッドに横になり、少し仮眠を取る。確かに暦の上では新春なのだが、寒い。軽く眠りながら、そんなことを感じていた。頭の中ではいろいろ考えながらも……。(以下次号) 


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