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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第117話

     117

 大晦日は独りで年越しした。買っていた蕎麦を食べて入浴し、体が温まったところで、ベッドに潜り込む。そのまま眠った。明け方に目が覚めることもあるのだが、なるだけ休む。

 翌朝午前五時過ぎに起き出して、キッチンでカフェオレを一杯淹れる。元日だからといって酒は飲まない。ここ最近数年ほど、年始の気分はほとんどないのだ。簡単に食事して洗面し、パソコンに向かう。おせち料理などは一応買うのだけれど、形式的に食べるだけで、元日から普通に仕事していた。

 作家も大変だ。今年一年もそう変わらない感じがする。朝からマシーンのアドレスに届いているメールを読みながら、そう思っていた。出版関係者からの年始のメールが多数入っている。返信などを済ませて、原稿を書く。

 年賀状の代わりにメールやSNSなどを使って新年の挨拶をするのが、ここ数年来続く。紙に印字しないでも送れるのだし、ネットのサイトなどだと、一気に不特定多数の人に読んでもらえる。非常に楽なやり方だ。

 考えてみたら、自宅のプリンターを使うことが滅多になくなった。まあ、それでも仕事が成り立つから、不思議だ。原稿などはメールに添付して送るから、いいのである。

 昼までネット小説の原稿を書き、キリのいいところで作業する手を止めて、パソコンを閉じる。しばらく休憩した後、空腹を覚えたので、昼食におせち料理を食べた。外は晴れのいい天気だ。自宅マンションの窓から外を見ると、誰もいない。皆、屋内にいるのだろう。昼を食べて寛ぐ。テレビはあまりいい番組がないから、代わりに読書などをして……。(以下次号)


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