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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第114話

     114

 その日も午後はゆっくりと過ごした。毎日家にいて、外にはほとんど出ないので、正直なところ、家の外の環境ってどうなってるのか分からない。だが、気に留めてなかった。自分のこと以外に関心はない。いろいろあっても、マイペースなのだし……。

 夜はベッドの中で眠り、翌朝午前五時に起き出す。疲れが取れてなくても起きる。確かに熟睡出来てない。眠りが浅いのだ。だが、朝から原稿を執筆する以上、否応なしに起きて準備する。

 キッチンでカフェオレを一杯淹れて飲みながら、朝食を作った。別に俺自身、独りでいるなら、独りでいるのに慣れている。他人などが家の中にいると、落ち着かない。それに独身なのだし、そっちの方が何かと気楽なのである。

 食事を取って洗面所で歯を磨き、顔を洗う。そして髭も剃り、書斎へと入った。朝の時間は大事だ。起きてから三、四時間ぐらいが、一番能率がいい。パソコンを立ち上げて、キーを叩き、原稿を作っていく。

 執筆しながら、思う。これからもこんな日々が続くんだろうなと。別に深くは気に掛けてなかった。単に流れるように生きていく。世の中のトレンドなどはネットで探りながら……。余計なことを考えずに、ひたすら仕事する。もう今年も数えるほどの日数しかないのだから……。

 昼になり、仕事を終えてパソコンを閉じる。そしてキッチンで食事を作った。世の流れは速い。ネット通販などで本を頼んだりするのだが、物流など、とんでもなくスピードが上がっている。付いていけてないところがあった。まあ、加齢するにつれ、そういったことは当たり前となるのだが……。昼食後、午後からは家の中の大掃除をした。年末だから、年越しの準備をしようと思っていて……。(以下次号)


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