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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第113話

     113

 火曜も午後の時間はゆっくりし、早めに食事を取って入浴する。そして午後九時前には休んだ。疲れていたのだし、ベッドに横になると、すぐに眠気が来る。そのまま寝入った。

 翌朝午前五時前に目が覚めて起き出し、キッチンへと向かう。温かいカフェオレを一杯淹れて飲んだ。朝食を作って食べながら、一日の計画を立てる。静かな朝だった。マンション住人は何も言ってくることがない。別に普段から同じフロアにいる人でも知らない。それでも互いに生活が回るからいいのだ。

 食事を取り、食器類を片付けて、洗面所へと向かう。歯を磨き、顔を洗って髭を剃ってから、書斎へと入っていった。デスクでパソコンを立ち上げて、キーを叩き始める。淡々と作業し出した。いつものことだから、慣れている。

 先の分の原稿を先行して入稿していた。今日辺り、出版社や雑誌社も仕事納めだろう。だが、書き手である俺は年末だろうが、年始だろうが、関係なく仕事する。

 キーを叩き、執筆中の原稿に加筆していく。普段からコーヒーは愛飲しているのだし、作業の合間に淹れて飲む。高いコーヒーは買わないのだし、ドリップじゃなくて、インスタント式が多い。金はある程度回っていても、高価なものを購入することはない。コーヒーだって、飲み慣れた安いものを買っている。それでいい。目先の贅沢など、俺には関心がないのだ。

 昼前には仕事が一段落し、ゆっくりし始める。作ったデータを保存してパソコンを閉じ、昼食を作って取った。食事は完全自炊で、弁当や総菜などを買うことはない。あえて健康のために作るのだ。料理の手間暇もそうは掛からないのだし……。食事後も寛いだ。ゆっくりと。(以下次号)


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