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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第111話

     111

 年末で世間は慌ただしいのだが、俺は文芸雑誌などで来年一月発表する分の原稿を書き終えて、すでに雑誌社に入稿している。何事も早め早めだ。確かに疲れはするのだが、愚直に書く。

 洗濯も定期的にしている。汚れ物はまとめて洗濯機に入れ、洗剤を足して洗濯する。一人暮らしに慣れていて抵抗はない。自宅マンションに来る人間はほとんどいないのだし、原稿はメールで送っている。プリンターを使う機会が断然減った。以前はワープロソフトで打ち、紙に印字してから郵送していたのだが、今は違う。ほぼ完全にペーパレスになった。

 読書するにしても、紙の本と電子書籍を併用している。紙の書籍は置く場所を取るので、電子化された分は電子で買う。

 今年も残り一週間を切った。テレビを付けると、スペシャル番組などが多いのだが、あまり見ない。基本的にDVDレコーダーに録画した分しか見てなくて、最近のトレンドは今一分からない。だが、それでもいいのだ。ネットやモバイルさえ繋がっていれば、情報は探れる。

 日曜が終わり、月曜も朝からまた通常通り執筆する。キーを打ちながら、ストーリーを考える。一通りプロットを書き、推敲の段階で削っていく。いつも同じ作業だ。単純なのだが、作家の仕事など、所詮そんなものである。ワープロソフトがないと執筆できない。手書きなどはしないのだ。まあ、手書きの書き手など、今時珍しいのだけれど……。

 生活に追われながらも、自分のペースを失わない。思う。これからも続けていこうと。作家業は編集者を除き、ほぼ一人でやれる仕事だから、対人関係が苦手な俺にとって天職なのだし……。(以下次号)


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