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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第109話

     109

 午後はゆっくりと過ごし、食事と入浴を早めに済ませて、午後九時前には休む。疲れはあった。一晩眠って癒す。冬は体調を壊しやすい。夜間はなるだけ眠っていた。

 翌朝午前五時に起き出す。クリスマスイブだ。別に関係なく、通常通り仕事するつもりでいた。コーヒーを一杯淹れて飲んだ後、朝食を取る。ここ最近数年ほど、祝祭日の感覚がない。それだけ仕事に専念出来ているのだった。

 食事後、歯を磨き、洗顔して髭を剃る。書斎に入り、パソコンを立ち上げた。キーを叩き、作りかけの原稿に加筆していく。作家は常に何かを作る。文章にしても、絵にしても、写真や映像などにしても……。いろいろあっても、きちんと仕事をしていた。俺の場合、年中だ。お盆や年末などもほぼ関係なく、仕事する。

 確かに作家は人気商売なのだが、売れている人間はほんのわずかである。プロでも売れない人は大勢いる。別に気にすることもなかった。俺の書くミステリーに需要がないというだけで……。世の中、事件に満ちている。誰が指摘するまでもなく。

 もちろん、寛げる時間は大事だ。常にそう思っていた。小説の原稿も休みを取りながらやる。連載を持っていれば、所定分を早めに書き上げて入稿し、別の原稿に取り組む。その繰り返しだった。合間に休憩を取るにしても、パソコンに向かう時間はきちんと確保する。朝の新鮮な頭で書きながら……。

 昼前に仕事が終わり、パソコンを閉じて寛ぎ始める。イブだが、特にケーキなどは買ってなかった。俺にはそういったものを祝う感覚がないのだから……。街は晴れている。雪などは降らずに……。(以下次号)


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