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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第106話

     106

 午後はゆっくりと過ごし、夕方散歩してから、食事と入浴を済ませる。午後九時前には眠った。一晩眠り、心身ともに休める。何かと疲れていた。昼間活動するのだから……。

 翌朝も午前五時に起き出して、キッチンでコーヒーを一杯淹れる。飲んでから、朝食を作った。ご飯と味噌汁、納豆、ヨーグルトで朝の栄養補給を済ませる。後片付けして、洗面所で歯磨きと洗顔をしてから、髭を剃り、書斎へと入っていく。パソコンを立ち上げて、キーを叩き始めた。いつも通り、執筆である。

 確かに連日欠かさず書いている。単調さもあったが、そう気に留めてない。とにかく原稿を作っていく。執筆中は意識を集中させていた。暇はない。

 部屋には静かなクラシック音楽を掛けて、暖房を付け、過ごしやすいようにしている。環境作りが大事なのだ。特に何かを書く場合、安らぎの類は必要である。カチコチの頭じゃ、書けるものも書けない。

 合間に座椅子から立ち、コーヒーを淹れ直す。眠気は大敵だ。頭を冴えさせるのにエスプレッソを使う。濃い目だと、目が覚める。飲みながら、またキーを叩く。締め切りが近い分から、優先して加筆していった。

 この世界に十年以上いて、業界のことは粗方分かる。何より苦労してきたのだし……。俺も売れない物書きなのだが、任された仕事には責任を持つ。何かあっても、頼まれた分はきっちり書く。安定しているのだった。原稿の執筆に関しては。

 正午になり、ちょうど仕事が終わって、パソコンを閉じた。ゆっくりし始める。録っていたテレビドラマを見たり、読書したりで。自分の時間が大事だ。仕事はあるにしても……。(以下次号)


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