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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
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第104話

     104

 日曜も普通に仕事し、また新たな週になる。月曜の朝、午前五時に起き出す。キッチンでコーヒーを一杯淹れて飲んだ後、朝食を作る。疲労は溜まっていた。体は何かと重たい。だが、原稿は書かないといけない。特に年末は慌ただしいのだし、出版社や雑誌社の人間たちも忙しいだろう。早め早めに入稿していた。

 朝食を取り終えて、洗面所へ向かう。歯を磨き、洗顔して髭を剃る。書斎に入ってパソコンを立ち上げた。ドキュメントを開き、キーを叩いて原稿を作っていく。頭の中に浮かぶ情景を、そのまま文字にしていった。

 疲れはあっても、愚直に原稿を書く。街は何かと年末一色なのだが、独りの部屋にいる俺にはそう関係ない。元々静かで穏やかな生活をするため、一地方都市であるこの街に越してきた。東京や大阪などは住みにくいのだし、何かと敬遠していたのだ。大都会より地方の方がいい。治安なども、居住条件のバロメーターになっている。この街はそういった観点からみると、危険じゃない。自宅マンションを借りる際にも納得していた。

 昼までに一日の計画分の原稿を書き終えて、それからゆっくりする。コーヒーを淹れ直し、飲みながら、録っていたテレビドラマを見たり、読書したりした。寛ぐ。もちろん、いずれ部屋の大掃除など、年末恒例のこともしようと思いながら……。(以下次号)


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