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本を書く仕事  作者: 竹仲法順
101/245

第101話

     101

 午後はゆっくり過ごし、早めに夕食や入浴を済ませて、寝る前に読書などをした後、午後九時には眠る。夜間は睡眠が取れていた。決して熟睡できてるわけじゃないにしても……。

 翌朝も午前五時には起き出し、キッチンへと向かった。冬の朝は辛い。寒くて起きにくいのだが、何とか気を入れていた。気付けのコーヒーを一杯淹れて飲み、その後、食事を作る。いつものメニューを用意し、独りで取った後、洗面所へ入っていった。

 歯磨きや洗顔などを済ませて、髭を剃り、書斎へと向かう。パソコンを立ち上げて、キーを叩き始めた。疲れは慢性化しているのだが、気持ちを切り替えて原稿を書く。

 作家としての仕事には恵まれてないのだが、無職よりはマシだ。職がなければ、生活保護などの受給をするのだけれど、一応収入は最低限以上あるので、それで暮らしていた。

 物書きなど生活力がない人が多いのは、今も昔も全く同じだ。だが、俺自身そういったことは気に掛けてない。単に将来的に年金生活になっても、足りない分は国からもらおうと思っていた。

 今はある程度、稼ぎがあるから、まだいいのだが、いずれ足りなくなってくる。二十年後ぐらいに年金を受け取れるかどうかさえ、よく分からない。まあ、別に生保でもいいのだ。暮らしてさえいければ。そんな風に考えると、かなり気が楽になる。その代わり、街の福祉事務所などの人間とは仲良くしていなければならない。その点もいいのだ。事務屋との話など何とでもなる。

 その日の分の原稿を書き、推敲してメールで入稿した。そしてパソコンを閉じ、ゆっくりし始める。疲れていて、リビングに移動し、椅子の背凭れに凭れ掛かって、録っていたテレビドラマを見る。そして見終われば、本を手に取り、読み始めた。寛ぎながら……。(以下次号)


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