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夏生詩集3

夜毎

作者: 夏生

夜毎

浮かびあがる

意識も思いも動いて

いないのに

ひとりでに動く

あなたとの時


本当はうそなのでしょう

もう降参します

出てきてください


あら、気づいちゃった?

なんて、あっけらかんと

笑いながら

あなたが出てくるのを待っています

叶うはずもない願いを繰り返す


あなたとの時が

止まった瞬間の

音のない亀裂を感じた

息苦しさに声を上げてしまう


沖から遠く離れてしまったような

あきらめが

ふわりと私を救い上げてくれる

あきらめも必要、が口癖だった

あなたが夜毎浮かび上がる







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― 新着の感想 ―
[一言] 沖から遠く離れてしまったような諦めの感覚、解るような気がします。 たくさん、作品がありますね。 少しずつ拝読させていただいております
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