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転生令嬢コリィは江戸文化に憧れる〜辺境スローライフ〜  作者: ちょこだいふく


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24/40

24.湯屋建設

公衆浴場の話を聞いた領民たちは、しばしの沈黙の後――一斉に声を上げた。


「……やろう!」

「お嬢様のアイディアは、今まで全部領地を良くしてきた!」

「湯屋だってきっとみんなを幸せにしてくれる!」


兵士たちも拳を突き上げる。

「体を清めれば戦の疲れも癒える!」

「領地を守る力にもなるぞ!」


職人たちは笑い合いながら頷く。

「木材は俺たちが用意する!」

「石組みは任せろ!」


父はゆっくりと立ち上がり、広場に響く声で告げた。

「ヴォルクハイト領の者たちよ! 今日から“湯屋建設”を始める!

我らの手で清らかな水を温め、皆のための憩いの場を作るのだ!」


「おおーっ!」


大きな歓声が雪空に響き渡り、村人たちの顔は喜びと期待で輝いていた。


母は感極まったように微笑み、コリィの手をそっと握る。

「……あなたのおかげで、みんなが一つになれるのね」


コリィは頬を赤らめながら、でも嬉しそうに笑った。

「わたし……みんなが喜んでくれるなら、それが一番嬉しいです!」


アマーリエは早くも紙を広げ、さらさらと鉛筆を走らせていた。

「浴場は広間を二つに分けて……蒸気がこもらないように高い天井を……」


ジークはそれを覗き込みながら大声で言った。

「よーし! 今度は湯屋だ! 領地を温める大工事だぞ!」


笑顔と歓声に包まれながら、ヴォルクハイト領の新たな挑戦が始まった。

――こうして、“公衆浴場建設”は領民すべての願いとなり、一大事業として動き出したのだった。


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