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転生令嬢コリィは江戸文化に憧れる〜辺境スローライフ〜  作者: ちょこだいふく


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23/40

23.次の段階へ

掘削機の試作が成功し、井戸から勢いよく水が湧き出した。

領民たちは歓声をあげ、子どもたちは水をすくって顔を洗い、兵士たちも笑顔で頭からかぶる。


「やったぞ!これで飲み水に困らねぇ!」

「雪解けや雨にも左右されなくて済むな!」


その光景を見て、コリィは胸に手を当て、安堵の息を吐いた。

「……よかった。本当に、水がみんなに行き渡った……」


そして、少し照れながらも顔を上げる。

「これでやっと……お風呂の話ができますね!」


「お風呂?」

周囲が首をかしげる。


コリィはにっこり笑いながら説明を始めた。

「江戸という町では……“公衆浴場”があったんです。

大きなお風呂を用意して、一般の人たちが毎日入れるようになっていたそうです。古代ローマ帝国というとても大きな帝国でも巨大な入浴施設があったそうです。そのおかげでみんな体を清潔に保つことができて、元気に暮らしていたんだそうです」


「庶民も……毎日?」

領民たちは目を丸くした。


アマーリエも驚きながら頷く。

「清潔は病を防ぐ。水が整った今なら、確かに次はお風呂が理にかなっているわ」


ジークは豪快に笑った。

「いいな!体の疲れも取れるし、兵士たちも喜ぶぞ!」


母は目を細めて微笑み、父は感心したように腕を組んだ。

「……公衆浴場か。領民が誰でも入れる大きな湯屋を作るということだな」


コリィは嬉しそうに両手を合わせた。

「はい! きっとみんな喜んでくれると思います!」


歓声と笑顔がまた広がり、領民たちは口々に言った。

「……夢みたいだ!」

「毎日体を洗えるなんて……!」


こうして、ヴォルクハイト領の新たな挑戦――

“公衆浴場建設” が幕を開けた。


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