19 地獄の魔女
俺は世界一の魔法杖職人だ。
しかし、今までは世界唯一の魔法杖職人でもあった。
グレムリンは加工が難しく、熟練の細工師ですら球形に削り出す事はできない。だから、世に広まった豊穣魔法の使い手たちは、元から球形に近いグレムリンを拾って握りしめて使っている。
俺は毎日1~2本の汎用魔法杖を製造しているが、到底需要を満たす生産量にはならない。製造工程に魔力逆流防止機構の仕込みが加わって製造にかかる時間がちょっと長くなったし。
東京魔法大学グレムリン工学科に着任した半田教授考案の新技術は、俺の魔法杖産業独占状態を見事に打ち崩した。
半田教授は着任後半年足らずで研究室の学生と共同で「研磨、鋳造、機械加工」の三つのグレムリン加工技術を開発し、一般的な職人による魔法杖製作を可能にしたのだ。
「研磨」に関しては、具体的には二つの研究成果から成る。
これによって職人はグレムリンを球体に加工する事ができるようになった。
まずは研磨剤の効率的かつ精密な生産。
グレムリンのモース硬度は11であり、ダイヤモンドですら傷をつけられない。従って、グレムリンの研磨には同じグレムリンが必要で、俺はグレムリンを砕いてすり潰し作った粉末を研磨剤として使っていた。
半田教授の研究室ではこれを改良。
水の流れと流体中の物質沈殿を利用したこの新手法により、均質で上質な研磨剤を量産できるようになった。
半田研究室印の研磨剤は俺が作ったものよりも質がよく、便利に使わせてもらっている。
いちいちグレムリンを砕いてすり潰して研磨剤を作る手間が丸ごと無くなり、めちゃくちゃ楽になった。やっぱりこういう消耗品は既製品を購入するに限るぜ。
二つ目の研磨剤による研究成果はかなりの力技だが、俺には思いつかなかったものだった。
グレムリンは切削が難しく、半端な加工技術ではすぐに割ってしまう。
そこで、半田研究室は切削を行わないやり方を編み出した。
理屈は単純だ。
大量の研磨剤を湯水のように使い、一切の切削を行わず、研磨だけで形を整える……!
初めて聞いた時は力技過ぎて爆笑したが、よくよく考えれば合理的で、真顔になって感心した。
研磨だけでグレムリンを加工するなんて非効率だ。ガタガタの形の木材を整える時、ノコギリもノミも使わずいきなりヤスリがけから始めるようなものだ。非効率の極みすぎて考える事すらしなかった。
だが、少なくとも加工中に割れたり欠けたりヒビが入ったりはしない。非効率ながら確実な方法だった。
俺は持ち前の手先の器用さで、工夫するまでもなく最初からグレムリンを加工できたから、わざわざ非効率的で労力も時間もかかる方法は考えなかった。
半田教授チームの研磨加工法は、器用過ぎる俺では決して思いつかなかっただろう。
「鋳造」の研究成果は、融解再凝固グレムリンの発展形になる。
流体力学に詳しい半田教授は、俺が考えた魔力逆流防止機構を発展し、数段階改良。テスラバルブを原型にして逆流魔力を効率よく拡散減衰させる形状を開発した。
それは幾何学的ながらけっこう複雑な形で、削り出すのが面倒そうだったが、半田教授は鋳造によって問題を解決した。
削り出すのが難しいのなら、最初から完成形にすればいい。
ドロドロに融解したグレムリンを鋳型に流し込み、冷やして固め、切削するまでもなく最初から魔力逆流力学的に適った形状に鋳造したのだ。賢い……!
俺は鋳型を使うまでもなく持ち前の器用さで削って形を整えられるから、この方法もまた決して思いつかなかっただろう。
言われてみれば誰にでも思いつきそうな簡単な話なんだけどね。コロンブスの卵というやつだ。
グレムリンの融解加工には1200℃近い高温が必要だが、これには継火の魔女のところにある反射炉に製造方法と設計図を渡し、製造を依頼する事で解決したそうだ。
継火の魔女は火の扱いが得意で、彼女の統治区は冬でも暖房が行き届き、常設の銭湯があるなど、官民問わず火を利用した産業復興が早く進んでいるのだ。
話を聞く限り、俺のマイ反射炉と同じぐらいしっかりした反射炉が複数基あるらしい。やはり都市部はマンパワーがある。何をやるにしても一人でやるのとは作業速度が違う。
最後の研究成果「機械加工」は、ムチャクチャ効率の悪い研磨加工をサポートするものだ。
機械加工とはいっても、電動式の加工機械を復活させた訳ではない。機械というよりカラクリに近い。
東京を流れる主要河川、荒川・隅田川・多摩川には水車が設置され、今も増設されている。これは主に揚水に利用され、停止した地下水道網の代わりに設置された雨樋式地上水道網に水を供給している。
半田研究室ではこの水車を一部借り受け、改造。
水車から得られたエネルギーを歯車と滑車と錘を用いて位置エネルギーとして蓄積。動力源から安定した出力を出せるようにして、実践的運用に耐えうる基礎的な研削盤を稼働させた。
グラインダーがあれば、手作業で気の遠くなるような研磨加工をするよりずっと効率的になる。超絶非効率的な作業が、単なる非効率的作業レベルに改善されるのだ。
こうして「研磨・鋳造・機械加工」の三本柱を打ち立てた半田研究室の成果により、魔法杖の加工製造が開始された。
効率の悪い製造方法だとはいえ、向こうにはマンパワーがある。俺は生産量で負ける。
魔法杖のシェアを奪われ、伝説の魔法杖職人の地位から転落。遠からず埃を被った過去の遺物と化すのでは!?
と、戦々恐々としたが、別にそんな事は無かった。
目玉の魔女や継火の魔女、八王子の魔女、未来視の魔法使いといった東京魔女集会の重鎮が、青の魔女を通じて俺に魔法杖の製作依頼を出してきたのだ。目玉の魔女なんて二本のご注文である。
大日向教授も変わらず俺に学生用の杖の製作依頼を出してくれる。
もはや俺に頼まなくても、魔女集会傘下の工房でナンボでも作れるのに。
依頼理由は単純で、高品質な高級杖が欲しいからだ。
半田研究室が製作法を確立した杖は、俺の作品と比べて質が数段落ちる。
球体加工は俺に言わせれば泥酔しながら加工したのかというぐらい甘いし、そもそも球体にしただけで内部を削って二層構造にする事はできていない。それだけで俺謹製の杖より魔法威力増幅率がガクッと下がる。
魔力逆流防止機構もツメが甘い。構造を見ればどうしたかったのか分かるのだが、これもまた精度が甘い。理論に加工精度が追いついていないのだ。その点、俺は理論値の精度を100%出せる。
さらにさらに、デザインセンスも無い。
これは大衆に広く普及させる事を目的とした量産品なのだから仕方が無いのだが、製造される杖は全てシンプルで面白みの欠片もない統一デザイン。個性というものがない。
複雑なデザインにしたり、装飾を施したりすると、生産性が落ちる。極限まで単純なデザインにしたんだろうという苦労が伺える。
東京魔女集会の魔女たちは、そういう大衆向けの量産杖を持つのを嫌った。
なにしろ彼女たちは武力を元手に頂点に君臨し、絶対的統治をしている超越者だ。
そのトップオブトップが量産杖を使っていたのでは格好がつかない。
ヤクザの親分が安い軽トラを乗り回すようなものだ。いくら本人が凄くても、ナメられる。トップがナメられると、風紀が乱れ治安が悪くなる。交渉などでも不利になる。良い事はない。
だから魔女たちは俺の高品質・高級杖を求めるのだ。
青の魔女が持つキュアノスの宣伝効果のおかげでもある。最強の魔女が持つ最強の杖。しかも美麗で、芸術品としても一級品。そりゃー同じブランドの杖が欲しくなろうというものだ。
魔法大学も同じだ。
魔法大学の卒業生は、魔術師の称号と共に俺の魔法杖を授与される。
これをグレムリン災害前の価値観に言い換えれば「一流大学卒業の肩書に、高級車がついてくる」だ。
今年は魔法杖目当てに入学してきた生徒もいるらしい。
魔法杖目当てであっても優秀な人材が集まり、やる気を出して研究や学業に勤しんでくれるのなら、大学としては当然俺への製造納品依頼を継続する事になる。
本当に青の魔女と大日向教授にツテを作っておいて良かった。
さもなきゃ今頃田舎でひっそり杖作ってる誰それ職人になっていたかも知れない。あぶねぇ。
今回の魔法杖生産革命を受け、俺は今一度自分の立ち位置を明確にした。
半田教授が打ち出した大衆向け大量生産路線に対し、俺はオーダーメイドの高品質高級路線を取る。
量産品があるから、高級品が輝くのだ。
そう考えれば、魔法杖が量産されるようになったのは俺にとってむしろプラスだった。
魔法杖加工技術そのものは、今後も大日向教授を通じて魔法大学と共有していく。
大学が製造している研磨剤にはめっちゃ助けられているし、俺が考えた魔力逆流防止機構を勝手にアップグレードしてくれたりもする。お互いにいい刺激になっているから、どんどん技術交流をしていきたい。
俺が流した加工技術によって、市井の魔法杖の性能は上がっていくだろう。
しかし、その間に俺の魔法杖の性能も上がっていく。その努力を惜しむつもりはない。
俺の加工技術には常人に真似できないものも多い。技術を教えて失うものより、得るものの方が圧倒的に多い。
顔を合わせず書面のやりとりで技術交換ができる限り、俺は技術提供を惜しまないぞ。
どうせ俺が世界一の魔法杖職人だしな! フハハハハーッ!
東京魔女集会のお歴々にオーダーメイド杖を青の魔女便で発送してから五日が経った。
発注書には個性がよく表れていて、作るのにも気合が入ったし面白かった。
魔石は手に入らないのでグレムリンを使ってのものとなったのだが、八王子の魔女はグレムリンの色指定をしてきた。黒色が良いという注文だったので、青の魔女が昔討伐したという人食い怪鳥のマットな漆黒グレムリンを譲ってもらった。
二本注文してきた目玉の魔女はデザインに指定をしなかったが、一本は贈答用との事だったので、杖のデザインはもちろん贈答の箱にもこだわった。
継火の魔女は杖の頑丈さを要求してきた。バリバリ戦闘に使い、杖でぶん殴る事もあるという事だったので、チタン合金製のフライパンや中華鍋を反射炉で融かして再成型し、杖の芯に使用。それでも壊れてしまう事を前提にメンテナンス性を上げ、交換用の柄を二本つけた。
未来視の魔法使いは極限まで高性能な魔力逆流防止機構、その一点だけを切実な文面で頼んできた。もちろん、俺の持てる技術すべてを費やし最高の精度に仕上げた。
全て会心の出来栄えだ。
竜の魔女から製造依頼が来ていないのが意外だが、奴が欲しがらない訳がないから、たぶん青の魔女がシャットアウトしているのだろう。マネージャー業、助かってるぜ。
だがこの五日、青の魔女が珍しく家に来ない。
あいつもあいつでやる事ぐらいあるんだろうが、商品を受け取った顧客の反応が気になるので、それを聞きに行くついでに青の魔女の守備偏重デッキを俺の超火力デッキでボコるためにカードセットを持って青梅を訪ねた。
青の魔女の家へは迷わず辿り着いたのだが、なんだかおかしな事になっていて、俺は蔦が這う電柱の影にサッと隠れた。
魔女の家の前に、鬼の女があぐらをかいて座り込んでいたのである。
たぶん、魔女だよな? アレ。
青の魔女は青梅市民以外の青梅市侵入を禁じている。
侵入者は基本的に発見次第ボコボコにして叩き出すか、ぶち殺す。
一般人があんなに堂々と座り込んでいるわけがないし、魔物にも見えないから、魔女に違いない。
その魔女は座っていても分かるぐらいデカかった。立ったら190cm以上ありそうだ。
胸もデカい。サラシで巻かれた胸は見た事のないサイズだ。ムキムキシックスパックの腹は剥き出しでお腹冷やしそう。
背中で斜めにザックリ切られた黒髪に二本角を生やし、暴走族がよく着ているようなダボついた特攻服を着て、地獄界の女番長といった風体だったが、顔は格好に反して上品な感じの美人さんだった。それはそれでグレてしまった令嬢っぽさがあって怖い。
なんか知らんが、家の前で座り込んでいるなら、青の魔女に用事があるのだろう。今俺が出て行ったら絶対に呼び止められそうだ。
よしッ! 訪問中止! 奥多摩に帰ろう!
見つからないように足音を忍ばせそーっと帰ろうとしたのだが、俺が隠れていた電柱の蔦にとまり虫をついばんでいた小鳥が不意に鳴き声を上げ、座り込んでいた鬼女がこちらを向いた。
「あれっ!!? もしかして青梅市民!!?」
「ひぇっ……!」
立ち上がった鬼女は、背も高けりゃ胸もデカく、声までデカかった。
逃げられなかった。俺は反射的に下を見て縮こまる。
ドカドカと足音が聞こえ、アスファルトを見つめる俺の視界にビッグサイズの靴が映った。
ひーっ! でかい! にんげん! こわい! やだ!
「しっ、知らないです関係ないです分かんないです俺用事あるんで忙しいんで」
「まあそう怖がらないで!! 私は地獄の魔女! とって食いはしないから!!」
「そ、そうなんですか?」
「君が善人ならね!!」
「あわわわ……!」
悪人ならとって食うって事じゃないですか! やだー!
俺、悪人じゃないです! 昔ちょっと著作権侵害アニメグッズ製作で儲けた事があるだけで! ほんと、それ以外は善人なんで! 食べないで!
「青梅の魔女が話を聞いてくれなくて、困ってるんだよ!! 君から取り次いでくれないかな!!?」
「あ、あの、その」
俺がバカデカ声に鼓膜を揺らされ地震を起こせそうなぐらいガタガタ震えていると、聞き慣れた「凍る投げ槍」の詠唱が聞こえ、鬼女は吹っ飛ばされて道路に転がった。
うおお、救世主きた!
俺は急いで玄関に仁王立ちしてキュアノスを構えている青の魔女の元にダッシュし、背中に隠れる。助かった~、ナイス!
最強の壁の後ろに隠れ一安心していると、青の魔女は立ち上がろうとする地獄の魔女に油断なくキュアノスを向けながら、不機嫌そうに小声で文句を言って来た。
「どうして来たんだ? 地獄の魔女に付きまとわれてるから、しばらくそっちに行けないし、こっちに来るなと言っただろ」
「え? いや聞いて無いけど」
「いや言った。目玉の使い魔で」
「あ~、着拒してたわ。お前が長電話してくるから」
青の魔女からの目玉の使い魔越しの連絡は、最初はちょっとした事務会話ぐらいだったのに、だんだん話が長くなっていった。
最近じゃ毎晩一時間ぐらいしょーもない話を聞かされていたのだ。着拒もしたくなる。
「着信拒否!? 馬鹿お前、それじゃ通信機の意味が、凍る投げ槍、道理で返事が無いと、お前、ほんとにお前という奴は……!」
近づいてこようとする地獄の魔女を魔法で吹っ飛ばしながら、青の魔女はぶつぶつ言う。
「だってどうでもいい事ばっかり電話してくるからさ。庭に小鳥用の餌箱置いたなんて知るかよ。害獣に餌やってんじゃねーぞ」
「黙れ可愛いだろうが。雀だけじゃなくてメジロも来るんだぞ? こっちはお前のカードゲームに付き合ってやってるのに、私のことは無視か」
「それは確かに……? ごめん、俺が悪かったかも知れん」
「かもじゃなくて、お前が悪い。お陰で面倒な状況がもっと面倒になった。凍る投げ槍」
何度も氷の槍にぶっ飛ばされたデカい鬼女は、両手を上げて降参の意志を見せた。
かと思えば、そのまま地面に這いつくばり、綺麗な土下座の姿勢をとる。
そして真摯なバカデカ声で言った。
「青梅の魔女! この通り、どうかお願いしたい!! 私を魔法杖職人に会わせて欲しい!! 恩人に直接お礼しないと仁義にもとる!!」
青の魔女は沈黙した。
俺も沈黙した。
あのさ。
面倒な状況って言ったけどさ。
これ、なんか面白い状況になっちゃってないか?
お目当ての魔法杖職人が目の前にいるのにまるで気付いていないぞ。
まあ魔法杖職人じゃなくてデッキケース持ったカードゲーマーにしか見えないだろうしな。良かった、ヘンデンショーを懐に入れておいて。
俺は青の魔女の背中からちょっと顔を出して聞いた。
「あのー、恩人って、その人に何してもらったんですか?」
こんな鬼女、知らんぞ。
誰だよ。恩を売った覚えはない。
別人のフリをして尋ねると、地獄の魔女は額をアスファルトに擦りつけたまま答えた。
「暴走を収めてもらった!! この二年半!! 私はずっと暴走した魔法を抑え込んでたんだよ!! 足立区は地獄だった!! でも魔法杖職人の杖のおかげで、魔法をコントロールして、暴走魔法を消せた!! 足立区も私も解放された!!」
な、なるほど?
話を聞いて合点がいく。記憶にないわけだ。
目玉の魔女に依頼された贈答用の杖が、この地獄の魔女の手に渡ったに違いない。
そして魔女の封印が解かれたのだ。
「目玉の魔女に礼を言ったら!! 魔法杖職人のお陰だって教えてもらった!! だから、私は魔法杖職人に会わせてもらえるまで、ここを動かない!! お願いだよ!! 魔法杖職人の居場所を知っているのは、青梅の魔女だけなんでしょ!!?」
「知らん。帰れ」
青の魔女は冷たく一蹴したが、地獄の魔女は土下座したままテコでも動かない構えだ。
俺は人型拡声器にだいぶビビらされたが、話を聞いて興味をそそられた。
二年半も暴走魔法を抑え込んでいたって?
で、その暴走魔法を俺の杖を使って収めた?
そんな素っ頓狂な実践使用データ、滅多にとれるもんじゃないぞ。是非、使用した感想を知りたい。
俺は青の魔女に耳打ちした。
「ちょっと話聞きたい。家に上げてやってくれん?」
「……いいのか? 性根の腐った女じゃないが、人食い魔女だぞ」
「正直怖いけど気になる。なんかしてこようとしても青の魔女が守ってくれるだろ?」
「それはそうだが……」
「でも話すの嫌だからさ。お前が俺の代わりに俺の聞きたいこと聞いてくれ。俺は横で聞いてる」
「ふざけろ自分で話せ」
青の魔女は舌打ちすると、地獄の魔女を立たせ、家の中に招いた。
えー、俺が話すのか。ヤだな……でも貴重なデータをとるためだ。これも必要経費と割り切って、しっかり詳しく聞き出そうじゃないか。





