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オコジョの大冒険

新しい視点での書き方をやってみたので、

読みづらいところも含めて楽しんでいただければと思います。

とある雪山に、さわさわと木々の間を揺れ動く白いふわふわが。

ひょこひょこと頭を覗かせながら何かを探しているようです。

おや、何か見つけたのかな?

一目散に大きな木の根元に。


「キュンキュン!!」


どうやら、ご飯を見つけたようです!

彼女の周りには他の動物の姿も見えないので独り占め状態です。

幸せそうに頬張ってもぐもぐと。


ふと顔をあげて周りを見渡す。

何か察知したんでしょうか?

森から仲間が出てきました!

しかし、なにやら焦っている様子。


「ジジジジッ」


駆けてきた、オコジョが鳴き出す。

その声に反応して逃げ出します!!


彼らが森に逃げ込んでしばらくすると、森からくまがゆっくりと。

どうやら、彼から逃げていたようですね。

オコジョたちも逃げきれたようです。


オコジョは新しいところでご飯を見つけて食べていますね…。

今度はお腹いっぱいまで食べれたみたい。

満足そうに木の上によじ登って丸まって休憩♪


お腹が落ち着いたのかな?

するりと木から降りて、とある方向に向かってぴょんぴょん向かっていきます。

迷いなく、駆けていく先には…。

自分の住処の穴がありました!


「キュンッ!!」


穴の前で大きく鳴くと、中から数匹出てきます。

仲間の姿を確認すると、どこかへ向かう。

少しすると、色んなところから仲間たちが!

それぞれ挨拶をするように顔近づけています。

一通り挨拶が済むと、仲間を引き連れてとある木の根元へ。


「キュッ!」


ついた根元で地面を掘り変えてみると木の実やら小動物の死体やら…。

仲間の元に帰ってくるまでにここに隠していたようですね。

少し誇らしげな顔をしているようにも見えますね…。


ご飯を食べているグループと周りを警戒するグループに分かれていますね。

時計なんてないはずなのに、定期的に止まって辺りを見渡しています。

みんな、同じタイミングで立ち上がって見ているのはちょっとした、ダンスを見ているみたいですね♪

ぴょこぴょこ動いては止まる。

もふもふは正義…!もふもふはさいきょ…はっ、失礼取り乱しました。


「ジジッ!!」


これは、危ない時の声ですっ!!

声がした方から、数匹走ってきます…!!

それに釣られて、みんながこっちにきます。

必死に逃げているのですが…ふわふわな塊が動いていると…


ちょっと可愛いですね…。あっ、すみません…。

しかし、皆が巣穴の方向に集まってきても特に向こうからは何も現れません。

ほっとしたのか、固まっていたオコジョたちがバラバラになったところに!

1匹が網にかかってしまいました。

人間のかけた罠にかかってしまったようです…。


「ジーっ!ジーっ!」


数匹が網を噛み切ろとしますが、硬くて破れません…。

そうこうしているうちに、人間がやって来てしまい、泣く泣く隠れます。

そこで何を思ったのか飛び出していく1匹がいます。

去り際の人間にマーキングをして、逃げ帰って来ました。


彼は何をしようとしたのでしょうか…。

隠れていたオコジョたちも巣穴に帰りますが、彼だけは餌を少し食べて、匂いを嗅ぎながら追いかけていきます。

どうやら、助けに行くようです。

とはいえ、どこまで連れていかれるのかわからないのに、どう追いかけていくのでしょうか。


ある程度、探索すると地面などの匂いを嗅ぎ始める。

そんな繰り返しで日が暮れる頃になると、とある山小屋を見つけました!

とはいえ、相手は大きな人間で武器も罠もあります…。

ここからどうするつもりなのでしょうか…。


何やら、コソコソと小屋の周りの動き回って何かしていますね…。

一体、体の大きさも力も違う存在にどうするのでしょう?


ガサガサ…


オコジョが通った後の草むらから次々といろんな動物が…!

どういうことなのかは分かりませんが…色んな動物が集まりだして人間たちは大慌て!

熊や猿…鹿まで。

小屋の中にいた人間たちが出てきた隙にオコジョは仲間を助け出します!

無事に助けたオコジョは、森の仲間たちと共に引き上げていきます。

どうやら、助けるためにみんな集まってくれたみたいですね。


様々な鳴き声で助かったことを祝福している姿は微笑ましいですね。

人間の都合で仲間が攫われるのは悲しいことです。

この森ができて数百年。

人間が立ち入るようになって数十年。

今まで崩れることのなかった森の中のバランスが崩されてきてはいますが、森はそれくらいで揺らぎません。


そして無事に助かったオコジョと助け出した勇敢なオコジョは二人寄り添って森の奥に。

仲間が待つところへ帰っていきました。

これからも、いろいろな危機が訪れるでしょう。

でもきっと彼らなら乗り越えていけると信じています。


え、さっきから話している私は誰かって?

この森に長く住んでいるフクロウですよ。

これからも、この森を見続けて、誰も知らない幸せな物語を語り継いでいくのです。


今回はオコジョたちの物語でしたが、もしかしたら熊さんや鹿さんたちの物語もそのうち…?

白くてふわふわだけど、やる時はしっかりとやるオコジョの小さいけど大きな冒険のお話でした。


オコジョたちはどうなったかって?



もちろん、幸せに木の実頬張って暮らしていますよ。



ほっほっほぉ〜。

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