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親友を救いに異世界に行った話  作者: 祭
結録天
28/70

透明な距離

 ―バーリングより東方に位置する草原

 私と桐香がツヴァルスフィアからバーリングに戻ってから数週間が経った。

 この間、私と桐香がまともに会話することはほとんど無くて、食事の時やお風呂に入っているときも前のように談笑することはなくなってしまっていた。

 当然、この数週間で逃げた戯縫天(シュフクトール)や他の堕天使に繋がる情報を探しに行くと言うこともせず、私たちは別行動をすることが多くなっていた。


 今日も私はついこの間まで3人で練習をしていたバーリングにほど近い草原で、1人刀を振っている。

 

 「これから私は何をすれば良いのだろう・・・・・・・。」

 向かうべきゴールは変わっていない。なのに、完全に進み方が分からなくなってしまった。

 刀の刃に映る顔は不安に押しつぶされそうな陰鬱とした表情をしている。


 「はぁ・・・、疲れたな・・・・・・。」

 草原に着いてから2時間くらいが経って、私は町に戻ることにした。

 

 +++


 バーリングの町に戻って、まだ日も暮れていなかったこともあり、私は何度か、お世話になっている町の古本屋へと向かった。


 「う~ん、この本も前に読んだな・・・。」

 バーリングにある本屋はここだけで、それ以外の本は町の人たちが個人的に持っている物くらいだ。私はここでよく剣術の本を読んで勉強していたのだがそれほど数があるわけでもなく、この店にある本はほとんど読んだことがあるものばかりになってしまっていた。

 

 「仕方ないし、今日はもう帰って・・・」

 「新しい本をお探しかい?」

 「あ、ステラさん。」

 私たちがバーリングに飛ばされてから何度かここで本を借りているので店主のステラさんとは顔見知りになっている。


 「実は、ここで読みたい本はほとんど読んでしまっていて・・・、とはいえ、実際にできるわけではないんですけどね。はは・・・。」

 「そうかい。それならここから西のウェスタンリードに行ってみたらどうだい?」

 「ウェスタンリード?」

 「ああ。カブラル随一の学術都市だよ。」

 「え? そういうのってアインスじゃないんですか?」

 「アインスは政治や経済の中心。軍の士官学校や初等教育施設はあれど、高等教育を望む者はみなウェスタンリードに行くと言っても過言ではない。まあ、学術都市と言っても学校や図書館がいっぱいあるだけでアインスほど発展している訳ではないがな。」

 「へぇ・・・。そんなところがあったんですね。」

 「うむ。明日の朝、そこに向かう乗合馬車が出る予定だ。行ってみる価値はあるんじゃないか?」

 

 この国に来て数ヶ月経っているけど、まだまだ知らないことが多い。

 「そうですね。情報ありがとうございます。」

 私はそうステラさんにお礼を言って店を出た。


 このまま何もしないわけにも行かないし、少しずつでも前に進みたい。

 「桐香も、誘ってみようかな・・・・・・・。」

 これが少しでも気分転換くらいになれば、なんて考えながら私は家路についた。


 +++


 「あ、おかえり。桐香。」

 私が教会に着いたときには桐香はまだ帰っていなくて、しばらく1階でクレアさんと話していたら玄関の扉が開いた。

 

 「ただいま。」

 

 そう一言だけを言って、私の横を通り過ぎ、桐香はすぐ2階の部屋に向かおうとした。

 ここ最近はずっとこの調子で私と目を合わせようともしない。まあ事情が事情だし、私だって桐香の気持ちは分かるけど、やっぱりこのままではいけないと、私は桐香を呼び止めた。


 「ねぇ、ちょっといい?」

 「・・・・・・何?」

 桐香は無表情のまま振り返った。


 「明日、バーリングから西にあるウェスタンリードって所に行くの。学校とか図書館とかがいっぱいある学術都市で、バーリングでは得られない情報が得られるかもしれないんだよ。だから、一緒に行かない?」

 「・・・・・・・?」


 私の誘いに、桐香は少し考え込んでいるようだった。

 「ああ・・・、ごめん。明日は行けない。用事がある。」

 「そ、そっか・・・。」

 相変わらず表情はクールだけど、今の桐香はやはり何か抱え込んでいる気がする。

 「ところでさ、ここ最近よく出かけてるけど、どこに行ってるの?」

 「色々だよ。別にたいしたことじゃないから。」

 そう言葉を濁して桐香は再び階段を昇ろうとした。


 「待って!」

 私は慌てて桐香の腕に手を伸ばす。

 

 「少し話そうよ。恵のことは・・・、私だって桐香と気持ちは同じだよ。でも、いつまでもこのまま止まってるわけにはいかないでしょ? だから、もう一回私と一緒に・・・。」

 「悪い。・・・別に桜と一緒にいたくないわけじゃないんだよ。ただ、もう少し1人で考える時間が欲しいだけだから。」

 「でも! 私、心配だよ桐香のこと。考えたいことがあるならもっと私を頼ってよ! 隠し事するような仲じゃないでしょ?」

 「・・・・・・大丈夫だから。」

 「じゃあ、せめて明日なにあるのかくらい教えてよ!」

 「桜・・・。」

 桐香は驚いたように一瞬目を丸くしたけど、またすぐに視線を落として下手な言い訳でも言うように続けた。

 「心配させてごめん。本当に大丈夫だから。最近・・・町の中で子猫に懐かれちゃってさ、明日もその子に餌をあげに行くだけだから。私が表情堅いから余計なこと考えさせちゃったね、ははは。」


 そう言って桐香は私に微笑みかけた。でもそれはいつもの桐香の笑顔とはほど遠く、無理矢理取って付けたようなお面のような表情だった。

 「桐香・・・・・・。」

 

 それに気づいていながら私はそれ以上桐香を引き留めなかった。

 桐香と出会って2年くらい。こんな桐香は見たことないし、何て声をかけて良いかも分からない。

 ただこの会話にも喧嘩にもならない距離感が気持ち悪くて、悲しかった。


 +++


 翌日、私はウェスタンリードに向かう乗合馬車の停車場にいた。この国の乗合馬車というのはもとの世界で言うところのバスのようなもので定期的に運行しているらしい。


 一応待ってはみたけど、桐香が来ることはなく、私は1人で大きな馬車に乗り込み、半日ほどの身を任せた。


 道中は何をするでもなく、ただぼんやりと桐香のことやこれからのことを考えながら景色を眺めていた。バーリングの町を抜け、比較的整備された道を揺られながら進み、時折山の中を通り抜けて、数時間、特に珍しい物もない平凡な景色の中に石造りの堅牢な建物が見え始める。

 確かに海外の学校や図書館のような形の建物が増え、街らしくなってきた。


 馬車はその中にある小さな広場に止まり、私の他に数人いたバーリングからの乗客が降りていく。おそらくここがウェスタンリードの終着点なのだろう。私も他の乗客に続いてウェスタンリードの地を踏んだ。



 「さて、確かステラさんが言ってたのは街の中心部にある大学の東側にある図書館だったような・・・。」

 馬車を降りた私は、停車場のすぐ傍にあったウェスタンリードの案内板と思われる簡単な地図とにらめっこしていた。

 「図書館、図書館・・・、あ、これか。・・・ん? こっちにも図書館が・・・、こっちにも!?」

 ステラさんからは簡単な説明しか聞いていなかったからわからなかったけど、案内板の中には学校を示す印がいくつもあり、それぞれの近くに複数の図書館があって、どれがどれだが分からない。


 「えー・・・、どうしよう。片っ端から行ってみる・・・?」

 「どこに行きたいの?」

 まあ図書館なんてどれも似たようなものだろうと半ば諦めかけていると、背後から誰かに話しかけられた。

 「君、ウェスタンリードに来るのは初めて?」

 振り返ると、そこにいたのは同じくらいの年で赤茶色の髪に大きめの眼鏡をかけた女の子だった。


 「・・・莉里!?」

 「・・・・・・はい?」

 「あ、ごめんなさい。友達に似てたからつい・・・。」

 ぱっと見の印象が莉里に似ていたので驚いたけど、冷静になれば全くの別人だ。


 「あはは、そうなのね。ところでどこに行きたいの?」

 「うん、中心部にあるっている図書館に行きたいんだけど、いっぱいあってどれがどれだか・・・。」

 「あー、そうだよね~。何の本探してるの?」

 「あ、えっと・・・、剣術の本なんだけど・・・・・・。」

 別におかしいことではないけど、剣術の本というとなんとなく厨二感が出てる気がしてちょっと気恥ずかしい。


 「それならここかな。歴史の本とか軍事技術の本とかがあるから。」

 その子は案内板の印の中の一つを指さした。

 「へぇ・・・。ありがとう! 詳しいんだね。」

 「この街の図書館はそれぞれ分野ごとに別れてるんだよ。それに偶然。私もここに行こうと思ってたの! 案内するよ。」

 「え? いいの?」

 「もちろん! こっちだよ。」

 私はお言葉に甘えて、明るく笑うその子の背中について行くことにした。



 「ところで・・・・・・・、えっと、名前なんだっけ?」

 「そういえば言ってなかった。ははは。」

 その子は少しは恥ずかしそうに微笑んだ。

 「私はリア。リア=ホワイトだよ。よろしく!」

 「私は深並桜。よろしくね。」

 そうお互いに軽く自己紹介をして、私は差し出されたリアの右手を握った。

 

 「ところでリアちゃんは学生さん・・・だよね?」

 見た目が同じくらいと言うこともあるけど、リアは脇に教科書のような本の抱えていたし、何より制服のような衣服にいかにもなローブを羽織っている。

 「そうだよ。ウェスタンリード・リセ大学の2年生。」

 「え!? 大学生だったの? ごめんなさい、タメ口で話しちゃって・・・。」

 「そんなの気にしないよ。それに私と桜はそんなに歳変わらないでしょ。」

 「え、リアちゃん何歳?」

 「16。」

 「一緒だ・・・。」

 「ほら~、だから何も気遣いなんていらないんだって!」

 リアは明るく笑いながら私の肩をポンポン叩いた。とはいえ、カブラルの教育制度がどんなのかは知らないけど、16歳で大学生って相当すごいのでは・・・・・・?


 「頭良いんだね、リアちゃん?」

 「いやいや、まだまだだよ~。」

 「すごいね・・・。」

 「桜こそ、バーリングから来たってことはアインスの学生?」

 「え・・・、いや、私は学生じゃないよ。」

 「そうなの? バーリングから来てたし、剣術の本っていうから軍の士官学校の人かと思った。」

 「あー、なるほど。・・・実は、私はカブラルから遠く離れた別の国からちょっとした目的があって来てて・・・。」

 そういえば今の私は社会的には無職と言うことになってしまうのか、と改めて思い、リアに引かれてしまうのでは少し不安になったけど、そんなことはなかった。


 「・・・すごい! 遠い国から1人で来たの!? すごくかっこいいよ!!」

 「いや、1人じゃないよ。友達と3人で・・・。」

 「子供だけで来たってこと? やっぱりすごい!」

 思いのほかリアのテンションは上がって、私の手を取ってぴょんぴょん跳ねている。本当に感情豊かな子だ。

 「そ、そうかな・・・。はは・・・・・・・。」

 一方の私はリアクションに困って苦笑いをしてしまった。


 それから私たちは初めてあったにもか変わらず、旧知の仲のように会話が弾んだ。お互いの話をしているだけど盛り上がり、気づけば目的の図書館まではあっという間だった。 


 ―ウェスタンリード中心部の図書館

 「あら、こんにちはリアちゃん。今日も来たんだね。」

 「こんにちは! 今日も来たよ!」

 大きな門をくぐって図書館の中に入ると、リアは一番手前の受付のようなところに座った司書らしい女の人に挨拶した。


 「相変わらず勉強熱心ねぇ。ん? そっちにいるのはお友達?」

 「そうだよ。まあ、さっき会ったばかりなんだけどね。」

 「どうも、深並桜っていいます。」

 「あらあら、よろしくね桜ちゃん。」

 司書さんは笑顔で私に会釈した。私たちは司書さんと少し話した後、早速本を探しに向かった。


 「さて、桜が探してるのはここらへんかな?」

 図書館の2階に上がって左側に並んだ本棚の前でリアは私に何冊かの本を手渡した。

 「お~、確かに見たことない本ばっかり!」

 リアが薦めてくれた本の中にはカブラル軍が監修しているより実践的な戦闘術であったり、カブラル以外の国のものと思われる本や古武術の解説本であったり、本当に様々で、どれもバーリングでは見たことないものばかりだった。


 「ありがとう! 助かったよ!」

 「いいよいいよ。じゃあ、私はあっちで歴史の資料探してるから何かあったら言ってね。」

 「歴史の?」

 「うん。実は私、将来は考古学者になりたいんだ。」

 「へぇ~、すごいね。学者なんて考えたことないよ。」

 「またまた~、桜は褒め上手だなぁ。」

 そう言ってリアはまたにこやかに笑った。


 「あ、ごめんね。こんなところで話してたら時間もったいないね。じゃあまた!」

 「うん。いろいろありがとね。」

 私はリアにお礼を言って背中に手を振った。


 +++


 「ふぅ~・・・、だいぶ日が暮れて来ちゃったな・・・・・・。」

 リアと別れてから数時間、図書館にある本はどれも目新しくて、時間を忘れて没頭してしまっていたようだ。窓の外を見ると空がオレンジ色に染まりかけている。


 「どう? 良い本見つかった?」

 「うん、まあ・・・、ってリア!? 勉強しに行ったんじゃなかったの?」

 私がそろそろ戻ろうかと荷物をまとめているとリアが手を振りながらやってきた。

 「ん? そうだけど、そろそろ帰るから迎えに来たんだよ。」

 「迎えなんて、流石にそこまでしなくてもらわなくても大丈夫だったのに。」

 これ以上お世話になるのはさすがに申し訳ない気はするけど、知り合いのいない街でこうやって話しかけてくれるのは正直嬉しかった。


 「大丈夫って、桜、今日泊まるとこあるの?」

 「それなら近くの宿を取って・・・あ! 完全に部屋予約するの忘れてた・・・・・・。」

 ウェスタンリードに着くまでの馬車の中では図書館に行く前に予約を取って、と考えていたのにリアとの会話と剣術の勉強に夢中で完全に忘れていた。


 「やばい! どうしよう、まだ空いてるとこあるかな・・・・?」

 「それなら、家に泊まる?」

 「・・・え? いいの!?」

 「いいよ~、部屋なら空いてるし。」

 「神様・・・・・・・。」

 リアは笑いながら私を励ますように肩を叩いた。その姿は私の人生の中で一番輝いていたかもしれない。

 「それじゃあ、帰ろっか。」

 「ありがとうございます!」

 私は大げさに頭を下げて、光り輝くリアに続いて図書館を出た。

  


 ―リアの家の門前

 「え・・・・・・、ここ?」

 図書館から歩いて数分。ウェスタンリードの中心部の一角にあるリアの家はツヴァルスフィアの森の中にあった屋敷よりも遙かに大きな邸宅だった。

 「そうだよ。」

 「すっっっごい豪邸じゃん! もしかしてとんでもない人と友達になってしまった・・・?」

 「まあまあ、一応病院と併設だから大きく見えるだけだよ。」

 「病院・・・ってことは医者なの?」

 「お父さんがね。あと、ちょっと騒がしいかもしれないけど気にしなくて良いから。」

 「・・・?」

 私がリアの家の豪勢さに興奮していると、リアは苦笑気味にそんな注意をした。

 「とりあえず入るよ。着いてきて。」

 「う、うん。」

 とにかく行けば分かるだろうと私はリアに続いて玄関の扉をくぐった。


 「ただいま~・・・」

 「リア! こんな時間まで何をしていた!」

 リアが玄関の扉を開けると同時に、リアと同じ髪色と40歳くらいの男の人が出てきた。まあ間違いなくリアのお父さんだろう。


 「何って、勉強だけど・・・。」

 「何のだ。」

 「それは・・・・・・・」

 「また歴史の勉強か?くだらない。お前は立派な医者になり、この病院を継ぐという使命があることを忘れたのか!」

 リアのお父さんは私たちが帰って来るなりリアを厳しく怒鳴り付けた。


 「え!? あの、ちょっと・・・。」

 「あ? 誰だね君は。」

 予想だにしていなかった目の前の光景に私は慌てて仲裁に入ろうとした。

 「あ、あの私は深並桜といいます。初めてウェスタンリードに来たんですけど、リアに道案内してもらったりして・・・。」

 「それで? 何故ここにいるかと聞いている。まさか、お前がリアを・・・」

 「それは違う、お父さん。」

 リアのお父さんは私を睨み、あらぬ疑いをかけられそうになったところでリアが間に入ってくれた。


 「桜は本当に初めてこの街に来たの。それで泊まる場所がないって言うから連れてきただけ。1日くらい泊めても良いでしょ? どうせ部屋なんていくらでもあるんだから。」

 「なるほどな・・・。それは構わんが、くれぐれもリアの勉強を邪魔してくれるなよ?」

 リアのお父さんは終始厳しい表情でそう釘を刺し、私はリアに手を引かれながら家の階段を昇った。


 

 「はぁ・・・、ごめんね。びっくりしたでしょ。」

 私はリアに導かれるまま廊下にならんだ扉の中の一つを開け、荷物を置くとリアはため息をつきながらベッドに座った。

 「う、うん・・・。大変そうだね、色々。」

 「ほんとに。昔はあんなんじゃなかったんだけど、私が初等部卒業したくらいからお前は医者になれって、あんなになっちゃたんだよね・・・。」

 「そうなんだ・・・・・・。」

 「って、ごめんごめん。こんな話、桜からしたらどうでもいいよね。というわけで私はもう少し部屋で勉強してきまーす。桜は荷物まとめたら下に行って。多分お母さんが夕食用意してると思うから。」

 リアはわざとらしく明るく振る舞い、そそくさと部屋を出ようとした。


 「ま、待って。」

 「ん? どうしたの?」

 「さっきの話、どうでもよくなんかないよ。私はリアに会ったばかりだし、リアの苦労なんて今はわからないけど、辛いことがあったら言ってね? 私にできることなら何でもするから!」

 今日知り合ったとはいえリアはもう私の友達だ。困っているのを分かっていながら見て見ぬ振りなんてできやしない。


 「・・・桜。はは、桜はやっぱり優しいね。」

 リアは振り返って私の前に歩み寄り、私の両肩にぽんと手を置いた。

 「ありがとね。そんなこと言ってくれた人は今までいなかった。・・・でも大丈夫だよ。こう見えて私、結構頭良いから! 医者しながら考古学者にだってなってやるわ!」

 リアはぐっと顔を寄せ、私に力強く宣言した。

 「んじゃ、頑張ってくるよ!」

 唖然とする私を置いてリアは部屋を後にした。


 「すごいなぁ・・・。」

 私はただ驚嘆するばかりで、情けない声がでてしまった。

お読み頂き、ありがとうございます。


先週は投稿できず申し訳ありませんでした。

今後は急な予定変更のないように努めて参ります。

次回の投稿は8/4予定です。 よろしくお願いいたします。

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