表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/13

お転婆娘と父親の話。

面倒なことって何だろう、とは思いながらも了承した。


ーーーそもそも…婚約者には婚約破棄をされて愛妾の提案をされ、挙句の果てには同じ王族といえど婚約者の弟と婚前交渉の末、契約の印が体にあります、なんて。

言えるわけがないのだけれど。


…お父様にはお転婆にも程がある、って呆れられそう。

仕方ないにせよ、婚前交渉してしまったから…私は…


「ルル様がどうにかするって言ってたんだから…今は深く考えても無駄だわ。」


ルル様に見送られながら、私は王城を後にしたーーー









ーーーーーー

ーーーーー

ーーー「ついにやりよったか、馬鹿娘!!」

「お、お父様…帰宅早々不躾過ぎますわよ?!どうされまして?!」

「どうされたもこうされたも…婚約破棄をされたと言うじゃないか!王太子殿下は隣国との和平の為にやむを得ず、と仰っていたが大方お前がやらかしたんだろう?!」

「…娘への信頼が地を這っておりますわね、お父様…」


屋敷へ踏み入れた途端、父であるブライトナー侯爵に掴まってしまった。


ルル様の言う通り、王様王妃様は行動が早い。

流石にルル様との事は伝わっては居ないし、愛妾の話も出ては居ないみたいだけど…婚約破棄の話はばっちり伝わっていた。


けれどもお父様?

ちょっと娘へのお言葉が過ぎますわよ?


「私も5年も王太子妃教育を受けた身。流石に5年経って何かをしでかすなど有り得ませんわ。するなら5年前にしております。」


淡々と言ってのければそれもそうかと納得する。


「なら本当に和平の為に王太子殿下は、婚約破棄を告げられたのか。」

「…何故そこを疑われたのです?もちろん…そうでしてよ、お父様。」

「そうか…隣国からの申し入れなら仕方ない…」


難しい顔をして黙ってしまう。


それもそうよね…由緒正しい公爵家には男子はおらず、婿を取るしかない。

けれども長女は回復の兆しの見えない病に犯され、次女は王太子殿下に婚約破棄をされた…

…私がどうにかお婿さんを迎えないと、ブライトナー公爵家はお父様の代で終わってしまうわね。





ちょっと体調を崩しておりました…

お待たせ致しました^_^;

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ