団子状態
実況:「さーそれでは2試合目開始です! 2試合目はどんな感じになりますかね?」
解説:「そうですねー、1試合目のマリンスノーの箱舟のキルムーブで一気に読みにくくなりましたね…」
実況:「なるほど、さーマリンスノーの箱舟の2試合目はどうなんでしょう! おっと画面は降下中のまりん!」
解説:「あ、練習と同じキャラピックに戻ってますね。これ完全に1試合目にキルポイント狙いにきたってことになりますね」
実況:「なるほどなるほど」
解説:「しかしどうでしょうか、プロ選手がいるチームがどう動くか見ものですね。特にgoodさんのところとかは、初戦ポイント0だったんで」
実況:「確かにそうですねー!」
そうして俺達は2試合目を行い順位は4位。3試合目は少し運も悪く7位だった。
そして4試合目、
「まりんさん、今からピンさすところにチャージ繋げますか?」
「あと5秒で溜まる!」
「オッケーです。そしたらこのピンの位置に繋いでください」
「行ってくる!」
「繋いだらすぐ戻ってきてください!」
「おっけー!」
「ゆきはさん、最終安地の収縮で、この横の家が安地から外れるちょっと前に家にスキャンしてください」
「了解!」
「この家の中Luuさんのところなんですが、俺らよりちょっと早めに移動しなきゃなんで、俺がまず次元で移動して適当に撃ちまくって、いいタイミングでチャージ投げて戻ってきます。」
「んで残り1つのチームはこのコンテナ裏で欠けてるっぽいんで、俺がやりだしたら漁夫りに来るはずなんで、後はポイズンの中でやりあってもらって、俺らもギリギリに次元で移動して後は運次第!」
「あはは、おっけー!」
「りょーかいです!」
「んじゃそろそろLuuさんのところ動くはずなんでいきますよ」
「あ、出てきた!」
「んじゃ行きます!!」
実況:「さー残り3チーム! ここでLuuが動いた!」
解説:「あ、でもアークさんが今次元はいったんで、多分最終安地にチャージ投げますね」
実況:「マリンスノーの箱舟のアークがここでチャージを投げたーーーー! あ、でも戻りましたね!」
解説:「はい、位置的にギリギリになったらもう一回次元で移動してくると思います」
実況:「コンテナ裏のチームも出てきた! あっとここでマリンスノー全員次元に入った!」
解説:「後は生き残り勝負ですね!!!!」
実況:「あーーーーーーっとここでLuuがダウーーーーーン! あっとしかし日向ゆきはもダウン!!」
解説:「あ、アークさんが岩上とりましたね」
実況:「さー大混戦――――――!!!!!! そしてーーーーーーー、生き残ったのはマリンスノーの箱舟のアークーーーーーーーー!!!!!!」
解説:「マリンスノーの箱舟、1試合目のキルムーブもあるんで、これで結構あるかもしれませんね!」
「やったーーーーーーーーーーーーー!!」
「やばっ!!!!! 最高なんだけどーーーーーー!」
「二人ともお疲れ様でしたー」
「アークさん勝ったよ! なんかこうもっとないの!」
「あ、うれしいです」
「アークさんはいつものアークさんだね(笑)」
そうゆきはさんが言っていたが、なんか喜ぶのが恥ずかしかっただけで、ぶっちゃけ衝撃的なほどうれしくて、そう感じた自分にびっくりしていた。
いや、なんか皆で練習してきて、本当よかったなと。
「これ順位どうなるだろう?」
とまりんさんが言うので、
「そうですね、そのうち集計出ると思いますが、多分2位か3位ぐらいだと思います」
「え、これわんちゃんある?」
「わんちゃんどころか、1位とのポイント差もそんなにあるわけじゃないと思うんで全然あると思います!」
「やっばー!!!」
「初戦のキルムーブが相当効きましたね」
「あれは作戦勝ちだね!!」
「アークさん、最後はいつも通り?」
そうゆきはさんが聞いてきた。
「はい、いつも通りいきましょう。悩んだんですが、思った以上に混戦になってるんで、ここで攻めすぎて足元すくわれても困りますし、多分何チームかキルムーブに切り替えてくると思うんで」
「りょーかい!」
「よーし! んじゃマリンスノーの箱舟、最終戦頑張ろう!」
「おー!」
「はい」
実況:「さて、いよいよこれが最終戦です! 現在1位はLuu率いるLuuランド!」
解説:「しかし初戦のマリンスノーの箱舟のキルムーブで流れが乱れて、思った以上に総合ポイントが1位まで含めて団子状態になっているので、結構な数のチームに可能性が残ってる状態ですね…」
実況:「そうですねー! マリンスノーの箱舟は現在3位!」
解説:「さて最終戦どうなるでしょうか。恐らく何チームかはキルムーブをしかけてくると思います」
実況:「そうなんですねー! そうすると序盤から忙しくなりそうですねー!」
そして試合は進んだ。
予想通り3チームほどキルムーブに切り替えたようで、これまでとうって変わって、結構そこらじゅうが戦闘となった。
俺らはいつも通りに動きつつ、狙えるキルを狙いに行き、残り3チームまで残った。
「さっき落ちたのがLuuさんのチームですけど、結構キルしてたんでちょっとやばいですね」
「どどどど、どうする???」
まりんさんが聞いてきた。
「そうですね……………………俺らもキルポイントないわけじゃないんで、順位ポイントあげに行きましょう」
「りょーかい!」
そして俺らは無用な戦闘を避けて、最終安地勝負で負けたものの2位となった。