表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/10

6

やたらと久々に投稿してすみません。

なんか考えてたらあれもダメこれもダメになって遠のいてました。

もうだらだら考えず書いてこうと思いまして…すみません。



「んー……」


カーテンの隙間から入る光が眩しく目が覚める。


まだ眠たい。

前日の夜会の疲れが取れずいつもより重い身体を起こす。



少し肌寒く素足をベットから冷えた床に下ろすと床の冷たさに少し目が覚める。


「…はぁ─…」

前日の夜会のことを思い出しため息をこぼす。


ひたひたと素足で歩き

カーテンのしまった窓辺に向かい開ける。

庭に我が家に長年勤める庭師が花に水やりをしています。


いつもと同じ光景に私はほっとする。


それから窓を開き

朝の澄んだ空気を深く吸う。


落ち着くと顔を洗い部屋付きの洗面台へ

夜着から普段着のワンピースに着替え一通りの準備を整える。


そして窓辺のウィンザーチェアに腰かけ小説を読む。



エミリーに押し付けられた恋愛小説。

主人公の少女が色んな苦難にぶつかり悩んだりするのだがそれを幼馴染や友人に助けられてストーリーが進む。

今読んでいるところは何度か苦難を乗り越え主人公の少女が悩む。

2人の男の子の間でどちらを選ぶのか。


自信はあるのね。私はそう思います。

次のページへ視線を移す。


コンコンッ──


そこにノックの音がする。


「はい」


「失礼致します。おはようございます。ユフィーリア様」


「おはよう。マーサ」


「…お疲れですね。」


「そんなに分かるほどかしら?」


「私はユフィーリア様の侍女ですので」


「そうね…」


「お疲れであれば本日はごゆっくりされては?」


「大丈夫よ」


「ご無理はされませんよう…」


「えぇ、ありがとう」


マーサがいれてくれた紅茶を飲む。


ここまでが朝のルーティン。


マーサはもう15年私の侍女をしてくれています。

家族よりも近くに居た人、よく見てくれていて

よく気づく人です。



「ユフィーリア様本日夕刻頃に奥様とカリーナ様がお帰りになります。」


「…そう。」


「あとシャルド公爵夫人エミリーナ様よりこちらを」


「ふふ、早いわね。」


マーサから手紙を受け取り開封する。

いつも通りお茶会のお誘いです。


「1週間後予定はあったかしら?」


「今のところご予定はありません。」


「そう。なら伺うと返事を出しておいて」


「畏まりました。…奥様方のお出迎えはされますか?」


「一応出迎えは行くわ。」


「ではそのように。」



ジゼル=エルントラ

現エルントラ伯爵夫人

10年前私のお母様になった人

あまり目立たない人。

必要最低限の話しかしないしさほど興味もありません。


カリーナ=エルントラ

エルントラ伯爵家令嬢

10年前お母様と一緒に出来た妹。

とはいえあまり妹という感じもしません。

似てもいないし純粋で羨ましくもあります。


あまり仲がいいとは言えない間柄です。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ