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あまくない異世界生活と空から降ってきた古代魔法機器



人に会いたくないし働きたくもない俺の日常は部屋で1日を過ごす。



普段はアニメグッズやゲームを取り寄せるのに通販を愛用していたが、どうしても手にいれたい店舗特典付きのゲームを買いに行った帰り道で信号無視の車に跳ねられ俺の人生は一度終えた――――


正直、買ったばかりのゲームが気がかりだが転生先はなんと魔法や剣がある異世界だった。転生ものによくあるチートを期待していたが、15歳になると協会で行う適性神託で俺は現実を知る。


剣や魔法の適性がないと使えない世の中で俺の適性神託は『ゲーム』の適性だった。


剣や魔法がある異世界なのに、ゲームのように剣や魔法が使えない。転生した俺には特別な何かがあると期待していたのだ・・・


俺は現実を受け入れられず、前世と同じでずっと部屋にこもっている。今の世界はアニメもゲームもないが毎日、毎日ゴロゴロとベッドにいる。


俺の人生を変えた古代魔法機器(ゲーム機)との出会いもいつもとかわりない日だったが突然、家の屋根を破壊してそれは降ってきた。


屋根は後で親に修理してもらったが、降ってきた古代魔法機器はとんでもない代物だった。



黒色でスマホのような見た目の魔法機器は横に音声ボタンのような細長いボタンと下に小さなボタンがある。小さなボタンを押してみると、電源が入った。


画面に銀髪ロングの少女が現れ


『チュートリアル初めますか?』と舌足らずに聞いてきた。白のワンピースに裸足となかなか可愛い。


この世界にもゲームがあったんだ・・・


真ん中にある初めるをタッチすると


『ルルアがマスターをサポートしますね。』


少女あらためルルアはちょこんとお辞儀をした。



ピッコン



『マスター、初回ボーナスとしてひのき棒とボロローブが届きましたよ。』



「うわぁーゴミじゃん!やっぱ初期装備はショボいな・・・」

思わず言ってしまった俺だが、音声認識機能があるのかルルアが


『武器や防具には装備可能レベルがあるから仕方ないですよ。届いた物は収納BOXに保管しときますね。』


画面の下にアイテム収納BOX・ステータス・クエスト一覧・ショップがある。アイテム収納BOXを開くとひのき棒、ボロローブがあった。


『アイテム収納BOXには装備・アイテム・食料に分けて収納できます。マスター、試しにボロローブを装備してみて下さい。』


ボロローブをタッチすると、


ボロローブ

使い古されたローブ装備すると防御が2up


装備しますか?

はい  いいえ


とでてきたので装備すると



ぱさっ


ゲーム中の俺の頭に何かがかかり、視界が悪くなる。


「?」


ゲームを一旦中断して頭にかかったものを下ろし振り向くと黒色の端がボロボロとしたフードがみえた―――




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