表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法とロボットの在る世界  作者: 風宮 赤狼
5/10

序章#5襲撃

見た感じ魔獣は5匹か、落ち着いて対処すれば勝てないわけでは無いだろう。


魔獣たちは陣形を保ちながら迫っている。相当強いはずだ。


「グルァ!」


魔獣たちが一体ずつほんの少しの間を開けて、連続で飛びかかってきた。初めて戦闘する学生にとっては確実にダメージを与えることが出来る戦法だが、魔獣にとって一つだけ誤算があった。


それは、兎陽が戦闘訓練を受けていた事だった。


「もう少し感覚狭くしてもいいかもしれないな。」


横にステップ移動を加えながら、冷静に切っていく。


「ダメだな、感覚を忘れてきている。」


そう言いつつ魔獣を倒した証である魔石を回収していく。


「さて、こいつはどうしよう。」


『コアに魔力を流すとペンダントになります。』


「こういうことか?」


レーベのコアに魔力を流すとペンダントに変化した。


「まあこれなら首から下げとけばいいか。」


「じゃあ頑張って戻りますか。」


『はい。』


そして二時間ほど迷って、ようやく学園に戻れた。


「なんだよこれ・・・」


そして待っていた光景はボロボロになった学園だった。まだ炎が出てきている場所もある。


「! なんかまだ戦ってるらしいぞ。」


「そのようですね。早く向かいましょう。」


俺とメルは爆発音と剣の打ち合う音のする方に向かった。


そこには、返り血を浴びている同じくらいの歳の少年がいた。


「おいおい。ようやく来やがったんかよ。焔の戦姫(ヴァル・レーヴァ)さんよ。」


「!!」


なんでコイツは俺のこと知ってるんだ?知ってても三人しかいない筈だぞ!


「そんなことよりこれはどういう事だ?」


「は?見てわかんねーのかよ、俺が襲ったんだよ。ここを。」


「ここの奴ら、結構弱かったぜ。こんなんでいいのか?ここは強いヤツを作る所なんだろ?」


「メル、連戦だがいけるか?」


「私は大丈夫です、マスター。」



影よ、弱きものを守るために、悪しき者を欺き倒すために、剣となりて我が力となれ!



「言葉は不要だってか?ま、俺が勝つのには変わりないがな。」


「俺の居場所を襲ったこと、後悔させてやる!」


「さあ、いくぜ。」


少年は片手剣を二本とも逆手に持ち、姿勢をギリギリまで下げて走ってきた。


焔一閃(ほむらいっせん)!」


今のところ使える唯一の技を放つ。


「そんなんで当てれると思ってんのかよ。」


そう言った瞬間人間ではありえないほどの跳躍をした。


「職業暗殺者か。」


「これだけを見て分かるとは流石だな。」


「ま、今まで戦ってたのは同じ奴ばっかだったしな。何となく動きも覚えるさ。」


落ちながら切り下ろしてきた剣を自分の剣で受け流しながら横に動き、即座に薙ぎ払う。


「っと、もう時間切れか、もう少し楽しみたかったんだがな。ま、欲しいもんはある。また今度楽しもうぜ。」


そう言うと少年は陽炎の様に消えた。


「何だったんだよあいつ、俺のことを知っていたのか?誰かが流したとしか思えない。」


それより今は、学園の修復が先だ。



はい。赤狼です。もう少し書こうと思いましたが、名前が全然思いつかないんでやめときました。最近では麻雀をやってますね、かなりの頻度で趣味が変わっていきます。ということで今回は二回目の戦闘シーンでしたね。技の名前とか、兎陽の昔の呼び名もその場で思いついたヤツなので、結構適当かもしれません。多分次回は新キャラを出すと思います。

という事で次回の『再開』(仮)にてお会いしましょうではでは〜。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ