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魔法とロボットの在る世界  作者: 風宮 赤狼
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一章【帰還】 #4地下訓練所

 地下に降りるための階段に、2人分の音が響く。


「兎陽、そのIBは1回でも使ったか?」


「いや、使ってない。これが初めてだ。」


「ふむ、分かった。」


 

 兎陽とグラステーナは、重々しい扉の前に着いた。


「ここだ。入るぞ。」


 金属同士の擦れる音が耳に響く。


「うう、この音は昔から慣れないな・・・。」


「まだまだそういう所は子供のままだな。」


「言い返したいが、言い返せない。」


「さ、取り敢えずお前のIBを出してみろ。」


「分かった。」


 兎陽は、IBのペンダントに魔力を流し込み、IBを具現化させた。


「ふむ。これは明らかに起動型だな。所々余剰装甲(よじょうそうこう)が外されている、ブースターは旧録時代のガリウス製のTypeF(タイプファスト)-67型だな。かなり希少な物だから酷使(こくし)し過ぎない方が良いな。」


「凄いな、見ただけでここまで分かるのか。」


「まあな、これでも昔は名を馳せるくらいだったからな。」


 グラステーナは、|煉獄の大戦(Purgatory・War)よりも前の戦争からずっと出ており、【戦場の死神】としてどの陣営からも恐れられていた。


「ただこの機体は見たことないな。レイヴン社でもクルサ社でもないな。」


「?どういう事だ?機体パーツを取り扱ってるのはレイヴンとクルサだけだろ?」


「ああ、そのはずだ。しかもあるべきはずの機体ナンバーもない。代わりに・・・炎と白い狼?のエンブレムがあるな。」


「機体ナンバーは外せないはずだぞ?」


「ああそうだ。そうなるとレイヴンでもクルサでもない別の企業が?・・・いや、無いはずだ。私が小耳に挟むことも無いのはおかしい。」


 グラステーナは、機体のつま先辺りにあるボタンを見つけた。


「なんだこれは?取り敢えず押してみるぞ。」


「ああ。分かった。」


 グラステーナがボタン押した途端に、そのボタンが格納されてホログラムが出てきた。

どうも。赤狼です。お詫びを、前回訓練(仮)とか言っておきながら全然触れてなかったです。申し訳ありません。さて、今回は兎陽とグラステーナが地下の訓練所に行き、IBのボタンを押したところです。個人的には早く戦闘させたい。というよりまだ魔法要素が無かったです。もう少ししたら出てくるはずなのでそれまでお待ちください。というわけで次回『兎陽の祖先(仮)』デュ〇ルスタンバイ!

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