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学校一のオタクは死神でした。  作者: 肆季紙
Malevolent Memory
34/120

第34話 ミッション

*第34話 ミッション*


「うっ…ううん…?俺いつの間に寝てたんだ?」

新は何故か嵐の部屋で目を覚ました…

そして、ある違和感に気づく…

腹部のあたりが“また”異様に膨らんでいる…

「………。」

ガバッと勢いよく布団を剥ぎ取る

「嵐と…誰⁉︎⁉︎⁉︎え⁉︎マジで誰⁉︎⁉︎⁉︎」

そこにいたのはスヤスヤ息を立てて眠る赤い髪の嵐と、もう一人紫色の髪のポニーテールの謎の少女というよりは幼女(?)がいた…

ええ⁉︎マジで誰⁉︎本当に誰⁉︎⁉︎

「うにゅ…?」と紫色ポニーテールが動いた…

そしてゆっくりと体を起こしボサボサの髪をポリポリとかいた…

「………。」

「にゅ?あ、新‼︎やっと目を覚ました‼︎」

「は?」

急に名前を呼ばれ抱きつかれた…なんで名前を知っている?名乗った覚えはない…というか初対面のはずだ…

「ええ〜と、君の名は?」

思わず映画のタイトルみたいなことを言ってしまった…あの作品はマジで泣いた…うん…バケツ一杯くらい…

「な〜に、トボけてるの〜さっきまで私は新の体の一部で、新は私の一部だったのに〜」

…うん、何を言っているのかさっぱりだ……

「ええっと…?もう一度聞くけどお名前は?」

「ええ〜本当に分からないの〜」

うん。ごめん。何言っているのかさっぱり分からない…

「あ新が小さい子のか体の一部⁉︎」

「うん?あ、会長さん居たんですか?ん?あ、なるほど…all life‼︎」

目がほんのりと熱くなる…

「これでよし…なんで会長さん顔を真っ赤にしてるんですか?」

「だだって‼︎あ新が、その小さい子と…」

「小さい子?ああ、聞きたいんだけどこの子誰?」

「ええ⁉︎ままさか知らない子と⁉︎」

「え?いや、マジで何が?話の先が見えないんだけど」

「だだから‼︎あ新がそその子とせ…せ…」

「せ?」

「せ…………性行○…したて……」

「は?え?はあああ⁉︎いやいやいやしてないしてない‼︎断じてしてない‼︎」

「ででもその子が‼︎」

「新との体は暖かかったな〜」

「ほら‼︎‼︎」

「ええええええええええええええええ⁉︎⁉︎マジで知らないんですかどぉお⁉︎ってアレ?会長さんちょっと待て」

一瞬にして記憶が(よみがえ)

「どうしたのよ‼︎こんな時に‼︎」

「いや、一つおかしい部分がある。」

「おおかしい部分?」

「ちょっと会長さん、俺の手握ってくれる?」

「え?は?えええ⁉︎」

「え?いやなんでそんなに驚くの?手握るだけだって」

「ででも…うぅ…」

なんでそんなに顔を赤らめる…

とりあえず自分から手を握る…

「ヒャワッ‼︎‼︎冷たッ‼︎‼︎え?冷たい?なんで?さっきまで布団をかぶって眠って居たから体温は暖かくなるんじゃあ…」

「うん。普通はそうなる。だけど、今の俺の体はかなり冷たい…おそらくこれはさっきまで魔力を使っていたから、だからそんな性○為なんかしていたら暖かいと感じる訳がない…おわかり?」

「ううん…」

「で、もう一つ…おい、いつまで乗っかっている紫ポニーテールと嵐は目が覚めたんだったらそこから降りろってなんで布団をかぶる⁉︎ああ…すまんやっぱりそのままでいいわ…で、紫ポニーテール」

「んにゃ?紫ポニーテールって私のこと?」

「それ以外に誰がいる…まあいいけど…で、お前、もしかして“邪神”か?」

「おお〜‼︎当ったり〜‼︎大正解‼︎新のお母さん邪神だよ〜‼︎」

「あ新のお母さん⁉︎本当に⁉︎」

「俺に聞くな…俺も知らん…」

「なんで⁉︎お母さんくらいわかるでしょ⁉︎」

「知らん…紫ポニーテール(いわく)く、俺が忘れているらしいが…ってかお前俺の体から出られるのかよ…」

「うん?いやそれがよくわかんないんだけど…出たり入ったりできるようになっちゃった…」

「「………。」」

「………とどころで‼︎新‼︎」

あ、逃げた

「新はなかなかモテモテだねぇ〜こんなに可愛い子にも 思いを寄せられているなんて〜♪」

「は?」「はぅっ‼︎」

ん?何か大事なことを忘れているような…………

ふと唇に柔らかな感触が蘇る…

「ってああ‼︎‼︎か会長さん⁉︎ああらはどういうこと⁉︎マジで説明欲しいんだけど⁉︎⁉︎」

「え?何が?」

「とぼけるな‼︎俺が家を出る前だよ‼︎」

「新が家を出る前…?…………(カァ〜〜〜〜〜〜〜〜)」

一瞬にして会長さんの顔が真っ赤に染まる

「ふにゃああああああああああああああああああ‼︎‼︎」

「早く説明しろおおおおお‼︎‼︎」

「ああれはそその…‼︎」

「ほらほら早く思いを伝えちゃえ〜」

「あ新のお母さん⁉︎」

「こ〜んな可愛い子が私の義娘(むすめ)になるなら大歓迎だよ〜」

「うぅうぅ…でも…」

「早く早く〜」

「わ分かりましたよ〜…わ私はそその…」

「ああ⁉︎」


「わ私は新のことがだ大好きなんですぅーーーー‼︎‼︎」


「は?え?は?はああああああああ⁉︎⁉︎え?え?マジで?」

「うぅ、マジです…」

「え、えええええええええええええええええ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」

「助けてもらったあの時からす好きでした‼︎‼︎つ付き合ってください‼︎‼︎」

「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」

「おお〜♪」

「おお〜♪じゃねえええええええええええええ‼︎‼︎」

「へ返事は…?」

「え?あ?え⁉︎ちちょっと待て‼︎え⁉︎これすぐに答え出さなきゃいけないパターンなの⁉︎」

「え?わわ⁉︎へ返事はいいつでも良いので…そその…良い返事待ってます…」

「(カァ〜〜〜〜〜〜〜〜)」

「おお〜と、新選手‼︎顏が赤くなったーー‼︎‼︎」

え?これマジでどうすれば良いの⁉︎へ返事⁉︎どうしよう⁉︎え?マジでどうしよう⁉︎神と人間がもし結婚することになったら“カナリ面倒くさい事”になるんだけど⁉︎

脳裏に会長さんのウエディング姿が映る…

うにゃああああああああああああああああ‼︎‼︎‼︎

「とととりあえず答えはNOで‼︎」

「はぅっ‼︎‼︎」

「ええ〜なんで〜神と人間だって結婚できるよ〜しかも新〜別にこの子の事嫌いじゃないし、どちらかと言ったら好きでしょ?」

「は?はああ⁉︎え?ななんで⁉︎」

「だって、さっきの反応から察するにカナリ告白されて嬉しそうだったし〜結婚とかこの子のウエディング姿まで考えてたし〜」

「な⁉︎なんでそんなこと知っている‼︎ってか考えてないし‼︎」

「チッチッチ、甘いよ新、蜂蜜(はちみつ)と角砂糖とメープルシロップを煮詰(につ)めたものよりも甘甘だよ‼︎」

「甘ッ⁉︎めっちゃ甘⁉︎」

「実は、新と私の思考はlinkを使っている時みたいに筒抜けなのである‼︎なんでかは知らないけど♪」

「は、はああ⁉︎⁉︎」

「だから安心して良いよ♪ええっと百合華ちゃんだっけ?まだチャンスはあるよ♪」

「は、はい‼︎‼︎」

「そこで母親である私から新と百合華ちゃんにミッションを与えよう‼︎」

「「はああ⁉︎」」

「まず百合華ちゃんは今年の11月までに新をおとしてみなさい‼︎」

「ええっ⁉︎」

「そして新は11月までに自分が誰が好きなのかを選びなさい‼︎」

「はああああ⁉︎」

「ではミッションスタート〜♪」

「「ええええええええええええええええええええええええええええええええ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」」

次番外編出します

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