第三枚 アパート
しばらくおまたせいたしました。
書いてある場所は意外と近くの場所だった。ただ、無駄に道が入り組んでいたので、たどり着くのは30分もかかってしまった。
書いてあったところはアパートの一室だった。
2LDKのアパートだ。もし一人で住むとしたら十分なくらいだ。
冷蔵庫、クーラー、洗濯乾燥機、生活に必要なものはすべておいてあった。
「なんだよ、なんかすげーいい待遇じゃねぇか」
そんなことを確認しにながら、とりあえず、生徒手帳を確認してみた。
確かに後ろのほうのページに判子が押してあった。これでとりあえずはいいはずだ。
そういえば、もうすぐ一時間になるけど命令を達成できなかったやつはどうなるんだろう……
そうつぶやいたとき、目の前にカードが現れた。また少しうおっと驚いてしまった。
さっそく中を見てみた。
―――――今回の命令の未達成者について連絡しておこう。
まず、時間内にそれぞれ指定されていた場所にたどり着けなかった者だ。
5番渡邊 君男 13番伊藤 雄大
次に居場所をほかの者に知られた者。
1番数奇 健
なお、今回より命令不達成のものは存在を抹消させてもらう。
もし、元の世界に戻りたいものはしっかりと命令を達成することを進めよう。
では、今日の命令は以上なる。
この世界がどのような所なのか調べてみるのもいだろう。
他の参加者と協力し、これからについて話し合うのもよい。
なおこれからは、自分の拠点をほかの参加者に知られてもよいこととする。
では、さらばだ。―――――
(……存在を抹消……つまり死という訳か。
よかった、ほかのやつにつけられてたりとかしてなくて、
しかし、なんで俺はこんな変なところにいるのだろう……
俺がここにいることになんの意味があるのだろう……
とにかく、、変なことに巻き込まれてるのは確かなんだよな、、、
)
――――そのとき、、ピンポーンと普通のチャイムがなった
――まったくやっと一息つけたっていうのに、誰だろうか?変な押し付けだったら居留守でもするか…――
そう思いながら覗き穴から見た外にいたのは、どこかの高校のブレザーを羽織った男だった。
とにかく、
「やぁ、この家に住んでいるのは、神田光くんで会ってたよね?」
(また、こいつも俺の名前を知っているのか……)
どーもどーも
前書きのほうでも一言だけ述べさせてただきましたが、
ほんとに長らくお待たせいたしました。
今回ほんとに短いですか、よんでいただきほんとにありがとうございます。
できれば、これからもよろしくお願いいたします。