表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三國異聞~後主伝~  作者: 沙河泉
建安17年
3/23

不思議な出会い

「きゃぁぁぁ!ひったくりよ!誰かっ誰か捕まえてっ!」


二人で魚を食べていると、突如街中に響き渡る絹を裂くような声。


「──!あとさ・・・福。行ってまいります」

「うん。気をつけてね」

「直ぐに戻ります故、しばしお待ちを」


子龍がひったくり犯を捕まえに行った。まぁ彼の足であれば直ぐに捕まるだろう。


「もし・・・そこの君・・・」

「ん?ぼく?」

「ええ。ええ。こういう物に興味はございませんか?」


見せられたのは、一冊の書物。『山海経』と表紙に書かれたそれは、とても目を引くものであった。


「興味というか、目が引かれるね」

「そうでしょうそうでしょう!如何です?銭五でお売りいたしますよ」

「うぅん・・・」

「・・・また、機会がありましたらお声がけいたします」

「えっ?」

「あとさ・・・福。どうかしましたか?」

「今人が・・・」

「ん?誰も居ないようですが」

「・・・まっいいか。父上、次はどこに行きましょう」

「そうですね・・・」

「子龍?」

「あいやっ失礼。古市場に行こうか」

「はぁい!」


不審な人物との出会い・・・『山海経』か・・・興味はあるけれど。孔明にでも聞いてみようかな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ