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はじめての大学

 とても大きなそうぞう大学がありました。

 そこでおこなわれるの、この字は何に見えるか、このどうぞうはだれが何をしてるか、色々なことをそうぞうし、どうしてこのように見えるか研究している。


 しかし大きな大学なのに、たったの四人なのだ。

 この中でいじめられている人が一人いる。

 その人はさくらのぞみです。

 のぞみんとよばれています。

 そしていじめている人はきさらぎたいがです。

 たいとよばれています。

 花見ももかです。

 ももちんとよばれています。

 かれは大すけです。

 大とよばれています。


 大学の一学期、はじめて大学にきた四人は自こしょうかいをしようとしましたが、みんな同じ高校に行っていたことに気づきももかは、

「先生、大すけとたいがとコイツは同じ高校だから知っています。自こしょうかいしないで、先生に名前を言うだけでいいんじゃないんですか?」

「そうですね。」

「ぼくはきさらぎたいがです。たいとよんでください。」

「わたしは花見ももかです。ももちんとよんでください。」

「ぼくは、かれは大すけです。大ちゃんとよんでください。」

「わたしはさくらのぞみです。三人にはコイツとよばれていてなかまはずれですが、先生にはのぞみんとよんでもらいたいです。なかよくなりましょう。」

「私は花のえりかです。えり先生とよんでください。」

「はいえり先生。」

「てめえ言うんじゃねえ。」

 ももかとたいがが強く言った。

「えーんえーんまたいじめられたよー。」

「のぞみんだいじょうぶ。」

 先生が言った。

 これから一学期がはじまった。


 一学期さい後の日、二学期の目ひょう発表。

「ぼくたちはのぞみんをいじめないようにします。」

 大すけとたいが。

 ももかは、

「さらにのぞみをいじめたいと思います。」

 そしてのぞみは、言った。

「さらにそうぞうりょくをたかめたいです。」

「それでは九月三十日まで夏休みです。十月一日に会いましょうさようなら。」


 夏休みになって大すけの家ではお母さんが特別なケーキを作っていた。

 お母さんは言った。

「これをのぞみちゃんちに持って行ってね。」

「はーい。」

 そして、大すけはのぞみの家にチョコケーキを持って行った。

 ピーンポーン。

 ガチャ。

「チョコケーキを持って来ました。」

「はーい」

「のぞみん?」

 その時にのぞみはドレスすがたで出て来た。

 大すけは、かわいいと思った。

 そして、結婚するぞと誓った。


挿絵(By みてみん)

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