山下グループ
皆様のおかげで『第七回ネット小説大賞』一次選考に残ることが出来ました!!
ありがとうございます!!
皆さん初めまして。
この作品は一応人生をテーマに書いています。
こんな主人公みたいな人生だったらいいなって。
普段何かとお忙しい皆さんへ。
頭を空っぽにしてお楽しみください
注、処女作です。
乱筆、乱文お許しください。
完結してからゆっくり直す予定です。
PS,
ここで皆様に改めてお願いです。
もしこの作品が面白いと感じてくださったなら、応援していただけると幸いです。
具体的には
・作品トップページ上部にある『ブックマーク』を押す
・作品上部にある『感想』『レビュー』を書く
(これに関して内容に正解はないので、何を描いて頂いても構いません。面白かった、だけでもいいですし、この作品を読んで感じて頂いたことを好きに書いてもらって構いません。気楽に書いてみてください)
・最後に投稿されている話の下部に評価の送信フォームがありそれを押す。
(5点満点であり、できるだけ大きな数字だと嬉しいです)
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
「・タイトル 【another of life Game】」
世界中のTVで同時に一人の老人が映し出される。
世界中が注目し、その老人の言葉を今か今かと待ちわびていた……。
「んんっ、んん。もういいかの?そうか。なら、始めようかの。
こんにちは諸君。
山下グループ会長の山下哲二じゃ。因みにこの映像は全世界に配信される予定じゃ。
さて、これから話をしたいと思うんだが、少しばかり長くなると思うが聞いて欲しい。
恐らくわしは後数日で死ぬ。じゃが、儂は死ぬ前にようやく夢が実現することができた。
まずは儂の夢の為に、いや山下グループ設立当初から初代代表の山下新三郎の夢の為に今日まで協力してくれたスタッフ及び関係者に深く感謝したい。本当にありがとう。
山下グループはVR機器の先駆者でもあり、世界中にその技術を広めた会社であり、その名を知らぬ者いないと思うくらいに有名になったと自負しておる。その技術はゲームから始まり、医療、警察機関、教育機関、各国の首脳会議など、様々な所で使われておる。
人々は言う。VRのお陰で世界が変わった、便利になったと。しかし儂等山下家にとってそんな事はおまけであり様々なデータを取る為のものであった。勿論許可を得てじゃがな。
そして儂等は遂に完成させた。それが「Another Of Life Game」通称AOLじゃ。まぁ早い話がファンタジーゲームじゃな。
山下グループは設立当初からこのゲームを作り始め、150年かけてこのゲームを作った。
初代代表の山下新三郎はいくつになっても子供のような人じゃった。そして新三郎は子供の頃から物語の英雄のような勇者に憧れていたそうじゃ。剣を振るい魔法を使いモンスターを倒し人々を助けたいと。
しかし現実問題としてこの世界には魔法もなければモンスターもいない。
そこで新三郎は考えた。無いなら作ればいいと。画面越しに見るのではなく実際にその世界を感じられるように、実際にその世界に立ち五感すべてで感じられる世界を作ろうと。
それがVR世界を作り始めたきっかけだった……。
新三郎は天才じゃった。大学生の時その理論を完成させ、協力してくれたチームで山下グループを作った。
じゃが一方で新三郎はアホじゃった。こだわりすぎた結果完成する前に寿命がきてしまったのじゃ。
そこで新三郎は息子に会社を継がせて作品を託した。
しかし息子、つまり儂には父になるわけじゃが、父も祖父の背中を見て育ったせいで一切の妥協をせず作った結果また寿命がきてしまった。
そしてAOLは儂が引き継ぎ作り続けた。儂も天才じゃがアホでもあった様じゃ。寿命がきてしまったみたいじゃ。
じゃが死ぬ前にようやく完成することが出来たので満足しておる……。
だから儂等が人生を賭け完成させたこのAOLを、出来るだけ多くの人に楽しんでもらいたいと考えて皆に語らう為この場を設けさせてもらった。
儂はあの世で父と祖父と完成の打ち上げをして酒でも飲みながら楽しく皆のプレイをみようと思う。なので存分に楽しんで欲しい。
これで全て話したかの。
んん?ああ内容か。そういえばまだ話してなかったか。
まぁ簡単に言うと剣と魔法のファンタジーの世界。そして誰でも、何者にでもなれる世界じゃ。
ただこの世界はとてつもなく広い。地球よりも広い。そしてこの世界はモンスターが沢山いる。千年に一度、大繁殖期と呼ばれる時期がありその時期がゲーム開始時期に当たる。じゃからたくさんの人が困っておる。それを助けてやって欲しい。
勿論戦うだけでなくこの世界では武器を作ったり服を作ったり料理をしたり農業をしたり店を出したりとなんでも出来る。現実の仕事に疲れた人は登山をしたり釣りを楽しんだりもいいのぉ。騎士になって国をまもったり、逆に国を襲ったり犯罪行為も出来る。
危険の溢れたこの世界では人の命は軽い。
プレイヤーは死んでも蘇るが、この世界の住民は死んだらそれまで二度と生き返る事はない。犯罪行為を行ったものは住民でもプレイヤーでも重い重い罰がある。犯罪を重ねるごとにその罰はどんどん重くなっていく。まぁ当然じゃな。
まぁそんな感じじゃ。後は各々でプレイしどんな世界か、何を目的にして生きるかを決めてくれ。
……何?もう少し詳しく?バカモンっ!!
自分のもう一つの人生じゃ!自分でプレイして探せぃ!あまえるな!
ゴフォゴフォ……。
んん。時間みたいじゃ。ここまでとしよう。
それでは皆の者、良い人生を」
世界がその老人の話を聞き歓喜を上げ、この知らせを喜んだ……。
よろしければ、評価、ブクマ、レビュー、感想、など、どんどんお待ちしています!!