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恋の色は濁り色  作者: ピチュを
2章 二人の恋路
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2章 2話 唐突に唐突が重なった

どうも!おはこんばんにちは!ピチュをです!

今回で、貯め書き分がなくなってしまいました(´;ω;`)

現状の更新頻度が月1程度なのですが、少し期間が空くかもしれません。

やる気が出てしまえば1週間とかからずかけるのですが、何分何をやるにもやる気が出なくて寝てばかりになっています(´Д`)

皆様の感想などはすべて読ませていただいているので、そちらで応援のメッセージなどがあればやる気も出るのではないかと思っています。(強制ではないけど読んでくださってる皆様に書いてほしいと思っています)

極力月1を目指して執筆していきますので応援よろしくお願いします!

こんなだらけた私ですが今後とも何卒よろしくお願いします(o*。_。)oペコッ

それでは本編へどうぞ( ゜Д゜)/

土曜日。

梨沙は健一とどこかに行こうと思ったのだが、

『あぁ、悪い。どうしても外せない用事があんだ。日曜なら空いてっからそっちで良いか?』

と電話で言われた。要するに、今日は梨沙は暇なのだ。


「里美も用事があるって言ってたしなー。かえちゃんの連絡先は知らないし、お母さんも出かけてるし」


そう、今の梨沙は完全に一人。暇で何をしていいかわからない状況なのだ。その時、チャイムが鳴った。来客の様だ。


「こんな時間に誰だろう?」


梨沙は不思議に思いながらも玄関のドアを開けに行く。ドアを開けると、いきなり銃口を向けられた。梨沙は何が起きたか理解できず、ポカンとしていた。


「動くなよ。動くと撃つぜ」


銃を向けていたのは身長約170cm、黒の革ジャンを着ていた男。覆面をしていて顔は確認できなかったが服装と声で理解した。


「セリア君?」

「なんだ、もうばれたか」


セリア。そう呼ばれた男は覆面を取った。何やら面白くなさそうな顔をしている。


「え?なんでセリア君がここにいるの?向こうの学校に行ってるんじゃないの?」

「いやー、父さんが仕事でこっちに引っ越すってなってさ、それで来たんだ」

「そうなんだ!じゃあアクト君も?」

「あぁ、兄貴も来てる。今日はいろいろあって一緒に来れなかったけどな」

「そっかー。っていうかその銃何?日本じゃ銃刀法違反があるから持ち歩いちゃだめだよ?」

「あーこれか。安心しろ、モデルガンだ」

「モデルガンなんだ。あ、立ち話もなんだし上がっていく?」

「いや、今日はもうそろ帰らんと父さんに怒られそうだわ」

「そっか、また時間あるときに来てね!ゆっくり話しよ!」

「おう、じゃあな」


セリアと呼ばれた男は手を振りながら隣の家に入って行った。


「...え?!隣?!」


梨沙は驚いたが、今度会ったときに詳しく聞けばいい。そう思った。






日曜は健一とデートを楽しんだ。

{補足:このデートは後々1話のスケールで出します}






そして月曜日、いつも通りに健一と投稿、教室に入り準備をし、ホームルームを迎えた。

だが、いつもと何かが違ったのは二席、誰も使っていない席があったこと。

不思議に思っていたがその答えはすぐに帰ってきた。


「ホームルームが終わったところで、みんな気づいてるかもしれないけど、最後列に2席余った机と椅子があります。実は、今日からクラスの仲間入りする人が2人来てます」


先生のその言葉にクラスがざわめく。梨沙もそのざわめく中にいたが、すぐにそれは驚きに変わった。


「紹介します。今日からこのクラスに入る、セリア・ジェファー君とアクト・ジェファー君です」


そう、そこに入ってきたのは、金髪の身長やや高めなイケメンと赤髪で身長やや高めなイケメン。そう、土曜日梨沙の家に来たセリアとその双子の兄、アクトだったのだ。


「それではアクト君から自己紹介をお願いします」

「俺、アクト・ジェファー。父の仕事の関係でイギリスからこっちに引っ越してきました。慣れない日本で迷惑かけることも多いと思いますが、これからよろしく」

「セリアです。兄k...アクトとは双子で俺が弟です。理由は兄貴と同じ。俺は兄貴よりも日本には慣れてるけど、わからないことはまだまだ多いから助けてくれると嬉しいかな」

「「ってなわけで、これからよろしく!」」


と、自己紹介が終わると同時に女子たちからキャーという黄色い声が出てきた。

一方の梨沙は開いた口が塞がらない様子。その様子を見た健一は、


「ん、梨沙、どうした?知り合いか?」

「え?う、うん。いや、知り合いも何も...」

「はいはい、お話はあとでね。それじゃもうすぐ授業始まるから準備しなさいね」


先生はそういうと教室から出て行った。

そのタイミングとほぼ同時に、セリアとアクトは女子たちに囲まれた。

梨沙は健一にいろいろ聞かれ、すべてを話した。


「なるほどな、あいつら2人はイギリスで同じ学校だったのか」

「うん、土曜日にセリア君にはあったんだけどまさか同じ学校だとは思わなかったから...」

「まぁ、そうだろうな、しかも家が隣と来たか」

「最近なんか騒がしいと思ったらそういうことだったみたい」


梨沙が言い終わると同時に先生が入ってきて授業を始めた。






時は過ぎ放課後。


「おーい!」


梨沙と健一が一緒に帰っていると、後ろから手を振りながら走ってくるセリアとアクトがいた。


「セリア君、アクト君!久しぶり!」

「あぁ、久しぶりだな!」

「俺は一昨日あってるけどな」

「あ、一応紹介するね健一君。こっちの少しちゃらちゃらした金髪がセリア君」

「オイッス!お向かいさんだっけ?よろしくな!で、俺ってそんなにちゃらちゃらしてる?」

「で、こっちのしっかりしてそうなおバカな赤髪がアクト君」

「バカとはなんだバカとは!アホだと言え!」

「まぁ、こんな感じかな」

「お、おう。なんか濃いな」

「「濃いってなんだ濃いって!」」


セリアとアクトの突込みが決まったところでセリアが


「ところで、そのケンイチ?って言ったっけ?お前スズのなんだよ」

「...スズってのは梨沙のことか?」

「な!?お前呼び捨て?!」

「うん、私がいいって言ったの」

「ケンイチ、ちょっとこっち来てくれ」


そういうと健一の腕を引っ張って梨沙に声が聞こえないところまできた。アクトも一緒に。




「なんだよいきなり」

「「お前はスズのなんなんだ!」」

「何と言われてもな...」


健一は困った。このことを話すべきなのか。個人的には、話したくて仕方がないだろう、健一はもうすでに気づいたから。

だが、2人は梨沙の友達。梨沙は知られたくないかもしれない。だからうかつには言えない。


「同じクラスの友達って言ったところか」

「たかがそんな関係で名前呼びしないだろ!」

「普通じゃないか?」

「普通ではな...いや、そういう人もいるか!」

「セリア、今それに気づいたのか」

「兄貴は気づいてたのか!」

「いや、俺も今気が付いた」

「なんなんだよ!」


やっぱりバカだった。だがバカで助かったというのが健一の本音だ。


「だけどそれだけじゃない気がするからスズに聞いてみるか」

「兄貴ナイスアイディア!」


そういってアクトの肩をたたくと二人で梨沙のもとへ走って行った。

健一を置いて。




「あ、お帰り二人とも──

「「ケンイチとどういう関係なの!?」」

「...え?」

「いや、だから、健一とどういう関係なのかって」

「いきなりどうしたのセリア君?」

「いや、ケンイチがスズのことを名前呼びしてるからただ事じゃないと思ったのだが」

「俺もセリアと同じだ」


梨沙は思った。こっちに聞いてくるってことは健一は言わなかった。梨沙自身、この2人には知られたくないのでありがたい限り。ただ、健一がなんて言ったのかわからないので下手なことが言えない。


「た、ただの友達だよ?」

「スズがそういうならきっとそうなんだろうな」

「あぁ、多分そうだろう」


それでいいんだ。梨沙はそう思いながらほっとした表情だった。

そこに健一が帰ってきた。


「お前らおいていくなよ...」

「「あ、悪い」」

「悪いじゃねぇよ...」

「健一君お帰り」

「あぁ」


それから特にこれといった会話もなく家まで一直線だった。







次の日学校では、昨日と同じように、セリアとアクトの周りをクラスの大半で囲っていた。


「相変わらずの光景だな」

「だねー。みんななんでセリア君とアクト君にここまで興味津々なんだろう」

「そりゃ、この辺に引っ越してくるなんて結構珍しいからな」

「そうなの?」

「あぁ。この辺って基本なんもないだろ?駅だってこじんまりとして、ショピングモールも大した広さはない、おまけに学校も少なぇ。いいところが少なすぎんだよ。だからこっちに転校してくるやつは珍しいんだ」

「へぇ~、だから私も囲まれたのか...」

「...いや、それはもっと別の理由だ」

「え?どんな理由なの?」

「...」


梨沙の疑問に、健一は答えられないでいた。

面と向かって言うには少し恥ずかしいのだ。


「...言えないような理由だったりするの?」


梨沙が不安そうに聞く。それもそうだ。過去に何かをやったわけではないが、事故とはいえ、正当防衛とはいえやってはいけないことをしてしまったから。


「いや、言えないわけじゃない。ただ、気にしてるのかなと思って」

「何を?」

「...梨沙は帰国子女だろ?だからみんなに囲われたんだよ」

「なるほど...」


健一はうまいことはぐらかしたと思っていた。だが、まだ付き合いが短いとはいえ、梨沙は健一をずっと見てきた、何かを感じたのだろう。


「でも、それだけじゃないよね?」

「...は?」

「健一君、嘘に近いこと言う時、声が少しだけ高くなるの。自分じゃ気づいていないかな?」

「んなのわかるわけねぇだろ...」

「だよね」


梨沙は笑っていた。健一はもう隠し通せないと思ったのか、少し顔を赤くしながら言った。


「まぁ、あれだ。お前が可愛いからみんなに囲まれてたんだよ」

「...え?!わ、私が、か、かかか可愛い?!」


梨沙は予想していなかったのか、動揺を隠せないでいた。もちろんここは教室。セリアとアクトの周りに人が集まってはいるが、他の情報は聞き逃さない。セリア達を囲っていた人の半分以上が梨沙と健一の周りに集まった。


「なんだよお前ら...」

「今、高尾が鈴城さんのことを可愛いって言ったのか?!」

「まぁ、言ったが...」


その言葉に、健一たちの周りに集まった女子たちが「キャー!」と声を上げた。

健一も梨沙も顔を真っ赤にしていた。


「あの高尾が可愛いという単語を使うなんて思いもしなかったぜ」

「あぁ、全くだ」

「恋すると人って変わるんだなぁ」


男どもががやがや騒いでいると、


「やめて!!!」


教室中に響いた怒声が全員を静めた。その怒声を出したのは


梨沙だった。


「正直私も、そんなこと言われて照れくさいし健一君が言うとも思っていなかったけど、言われて嫌な思いはしなかった。それよりも、皆が健一君を悪く言ってるのを聞いてると嫌な思いしかしなかった...悲しくしかならないの。だからやめて...」


健一はもちろん、それを聞いていたセリアとアクト、クラス全員が唖然としていた。






その日、梨沙は元気がなく、帰りも健一に用事があるから先に帰ると伝えて帰っていた。その帰路の途中、


「おーい!スズー!」

「あ、セリア君」


梨沙を呼んでいたのはセリアだった。


「どうしたのセリア君?」

「いや、お前がなんだか悲しそうな感じで歩いてたからついな」

「そ、そうかな?普通だと思うけど...」

「...やっぱ、学校のあれか?」

「!?」

「その反応...やっぱりか」


セリアは感づいた、だが、セリアの中に眠る思いは、しまいきれるほど小さくなかった。


「セリア君?どうしたの?震えて─

「俺さ!」


セリアは梨沙の言葉を遮るように言葉を発した。


「俺、昔あっちで会った時からこんなだったよな。馬鹿で恐れ知らずの能天気で、人に迷惑ばっかかけてた。だからさ、お前と会って話して、俺もお前みたいにやさしくなりてぇって思った」

「あの、セリア君?」

「俺は、昔の自分にもどりたくねぇ、でも!今このまま引き下がるわけにもいかねぇ!」


セリアは梨沙に顔を近づけた。そして、


「...?!?」


セリアは梨沙の唇に、そっと自分の唇を重ねた。

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